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葛藤解決

葛藤解決の方法(ポイント)Ⅰ

さて、
今回は、
葛藤解決の方法(ポイント)について、
解説してみましょう。

以前の、

別のページでは、

ファシリテーター側の視点から、
葛藤解決の方法を、
解説していました。
(エンプティ・チェアの技法など)

今回、
ここでは、
逆に、クライアントの側として、
私たちが、
自分の葛藤解決をする場合、
どのような体験過程に、
注意して、気づきを深めると、
葛藤が解決していくのか、
そのポイントを、
解説してみたいと思います。

さて、一般に、
葛藤とは、
私たちの心の中で、
複数の欲求や感情が、
からまり、相反し、
苦痛を生んだり、
身動きが取れなくなる状態をいいます。

私たちの中に、
複数の欲求が、
併存していることは、
分かっているわけです。

ところで、
一般には、
この複数の欲求というものが
その背後に、
「複数の自我(私)」として、
存在していることは、
あまり知られていません。

そのため、
自分が何かやりたいことをしようとしている時に、
それを邪魔する感情や欲求が、
湧いて来ると、
何か妨害されたような気分になり、
苦痛を感じたり、
落ち込んだりします。

そして、自分や、
自分の欲求は、
「善」として考え、
自分を苦しめたり、
妨害して来る欲求や感情は、
「悪」なる存在であると、
考えるわけです。

それら、
「悪」なる欲求や感情に、
どこかに去ってもらいたい、
消えてもらいたいと考えているわけです。

そして、
多くの人が、
それらの邪魔して来るような感情や、
身体感覚は、
子供の頃や若い頃から、
「自分のパターン」として、
認識しているもので、
「また、いつもの奴が出て来た」と、
感じるものです。

さて、
そのような感情や身体感覚とは、
ゲシュタルト療法の考え方では、
「自己妨害」の章で記したように、
私たちの無意識にある、
別の自我が、
なんらかの意図をもって、
働いている結果なのです。

もしくは、
私たちが普段同一化している自我と、
別の自我の意図とが、
「摩擦を起こして」
起こしている症状です。

そのため、
この感情や身体感覚が、
「別の自我」という、
理由ある存在との葛藤によって、
起こっていると知ることが、
葛藤解決の第一歩です。

現れて来る感情や、
身体症状は、
単なる、
偶然やノイズではないのです。

次の第二歩は、
その自我の正体を、
その自我の意図を、
知っていくことです。

その自我の正体(意図)を、
知る際に、重要なのは、
その自我自身の、
内奥の感情を、
「体験的に」、
知っていくことです。
自分の深いところに下降して、
その感情のエッセンスに、
その自我が何者であるかの、
秘密が潜んでいるのです。

そして、
一見、ネガティブで、
悪であると見えた感情の、
奥底には、
逆に、
能動的な、
渇望と欲求があることを、

知っていくことです。

その自我の、

「どうしたい」
「何が欲しい」
という根源的な欲求が、
そこには、あるのです。

それらは大概、
生きるために必要な、
原初的で、能動的な、
また、アグレッシブな、
愛情や愛着にまつわる、
大切な欲求・渇望です。

葛藤のもつれを、
ほどいていくには、
そのような、
奥底にある、
渇望や欲求を、
「今ここで」、
充分に、
体験してみる必要があります。
気づいていく必要があります。

そして、
その渇望や欲求が、
人生の中で、
充分に生きられなかったため、
(なんらかの理由で凍結したため)
心の中の未完了の体験として、
存在していたと、

知ることなのです。

同時に、
その欲求と渇望の力は、
死ぬことなく生き続けて、
自分を駆り立てていた、
根源的なエネルギーだと、
知っていくことなのです。

そのためには、
まずは、
その心の渇望や、

欲求のあり様を、
よく認め、
充分に受け入れていくことが、

必要です。

その渇望は、
私たちがこれまで生きて来るに際して、
とても重要な役割を担っていたのです。

しかし、
人生や生活の中で、
また、日々の処世術の中で、
その渇望や欲求、
深い感情は、
抑圧され、

排除され、
無いものにされていたのです。

そのため、
それらは、
何か関連する特有の機会に、
身体感覚や、

刺激的な感情(苦痛)となって、
現れるようになったのです。

そのため、
まずは、
それらが、
いつも自分とともに、
存在していることを知り、
真の姿は、善きものであると、
肯定的なエネルギーであると、
認めることが、

第一歩となるのです。

ちなみに、
付け加えると、
このような深い渇望をもった自我が、
どのような過去の出来事に由来したか、
ということは、
あまり重要ではありません。
過去の出来事自体が、

無かったこともあるのです。
重要なのは、
今現在、

実際に存在している、

その渇望の真意なのです。
そのため、
その渇望が今、
何を欲しているかを、

知っていくことが、

重要なのです。

さて、ところで、
普通の現代生活の中では、
このような、人生で周縁化された、
感情や渇望、欲求をつかまえて、
その真の姿を知り、
葛藤を無くしていくような機会は、
基本的には、訪れません。
その分裂と葛藤を抱えたまま、
生きていくのです。
それはある意味、
心の一部分に、

フタをして、
生きていない状態でもあります。
そのため、
その心の一部分は、
執拗に現れて来ては、
私たちを苦しめるのです。

それが、

未完了のゲシュタルト

ということです。

 

さて、
ところで、
ゲシュタルト療法においては、
基本的な手続きと、
技法的な仕組みを使うことで、
このような人生で、
ないがしろにされていた、
重要な渇望や欲求を、
それと認め、
それらの存在を受け入れ、
心理的に、
自分のものとして統合していく、
ということを、
セッションで行なっていきます。

その結果、
「より十全に自分である」
という感覚を持って、
生きていくことが、
できるようになるのです。

 

 

ゲシュタルト療法

複数の自我(私)

未完了の体験

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エンプティ・チェア(空の椅子)の技法Ⅱ

スライド2

さて、

エンプティ・チェアの技法Ⅰ」では、

一番よく使用されるタイプの、

使用方法とその原理を、

見てみました。

 

誰か実在の人物を、

エンプティ・チェアに置いて、

その人物に、語りかけ、

伝いたいことを伝えたり、

また、相手になってみて、

その気持ちを探ってみるという、

形のものです。

 

また、これとは別に、

ワークが、進行する中で、

クライアントの方の中から出てくる、

心的欲求(感情)を、

エンプティ・チェアに、

展開していく手法があります。

これは、とても効果を発揮する技法です。

 

ここでは、それについて、

記していきましょう。

 

 

①「複数の自我」を知る

 

私たちは、

「複数の自我」を持っていますが、

ほとんど、それらを意識することなく、

生活していることを、別で、見ました。

 

そのため、

それらの自我が葛藤を起こし

私たちを苦しめていても、

その解決の糸口がつかめません。

私たちが、

「複数の自分」であることに、

「無知」であるからです。

 

ここにおいては、何よりもまず、

「真に知る=識る」ことが、

解決の入り口となります。

 

しかし、真に「知る=識る」とは、

「解釈=理論」を、当てはめることではありません。


「真に識る」とは、

対象との、存在的な同調・共振においてしか、

全身的な関わり・交わり(交感)の中でしか、

得られないものです。

それは、感覚的な把握に他なりません。

 

エンプティ・チェアの技法は、

「複数の自我」を、

直接に体験し、

それら自身になり、

それらを識り、

それらを生きることができるがゆえに、

大きな療法的効果となるのです。

 

 

②「複数の自我」を切り分け、取り出す

 

さて、私たちが、

「複数の自我」の存在に、

普段、気づけないのは、

それらが、よく「見えない=認知できない」からです。

 

それは、喩えると、

あたかも、濁った暗い水面から、

水面下の、

ぼんやりとした鯉(欲求、自我)の影を見ているようなものです。

 

それらを、ぼんやりと、

悶々とした情動の惑乱(衝動、圧迫)として、

感じているだけなのです。

 

エンプティ・チェアの技法は、

喩えると、この、

「鯉(欲求、自我)」を、一旦、

濁った暗い池から、

「澄んだ生け簀」に、移すようなものです。

 

そこにおいて、

私たちは、自分の中にある、

さまざまな複数の自我を、

目の当たりにすることができるのです。

そして、

それらを、直接見ることや、

体験することが、

できるようになるのです。

 

実際の使用場面でいうと、

ワークを展開していく中で、

クライアントの方の中に、

2つの自我の葛藤を見出すことがあります。

それは、

胸の前で、両手を合わせて、

ギューと押しあっている感じです。

 

または、

クライアントの方が、

ある感情を表現しようとしている時に、

「ノイズ」のように、

それを妨げる力(存在)を感知する場合があります。

 

そのような場合に、

クライアントの方に、

それらの存在を指摘し、

それらを、椅子に、

ロール()として、

分けて(置いて)みることを、提案していきます。

 


スライド1

 

②各「自我」を生ききる

 

葛藤がある場合、

それは、例えば、

胸の前で、両手を合わせて、

「押しあっている」ような感じとしました。

 

この状態は、それぞれが、

相手を押しているので、喩えると、

二人が「同時に」しゃべっているようなもので、

騒音(欲求・感情)が混じりあっていて、

それぞれの欲求(感情)や、

自我の言い分は、

よくわかりません。

 

さて、

「押しあっていた両手」の、

片方の手を、いきなり外すと、どうなるでしょう?

 

つっかえがはずれて、

もう片方の‎手の力が、バーンと出ます。

 

ロール()を分けるとは、そのようなことです。

 

クライアントの方に、

それぞれのロール(役)に分かれてもらい、

片方の自我の妨げを取り除いた状態で、

もう片方の自我そのものになってもらうのです。

 

そうすると、

葛藤の時には、体験もできなかったような、

各欲求(自我)の存在が、

バーンと、表に出てくるのです。

 

そして、

クライアントに、それぞれのロール(役)に、

代わりばんこになってもらい、

欲求(自我)同士の対話を、進めもらうのです。

 

さて、実は、

各欲求(自我)は、お互い、

相手に言いたいことがあったために、

相手の存在を妨げるという事態が、

起こっていたのです。

 

そのため、

クライアントの方には、

ロール()を分けた状態で、

まず、

それぞれの欲求(感情)の状態を、

十二分に体験してもらいます。

その欲求(自我)が、「何者」であるのかを、

全身全霊で、理解・認識してもらいます。

 

そして、その上で、

欲求(自我)同士の対話を進めてもらうのです。

 

そして、

お互い相手の言い分を、

十分認められるようになると、

葛藤はなくなり、

それぞれの欲求(感情)が、

自分自身になり、

各々で、並存できるようになるのです。

 

相手の欲求(自我)は、

敵やライバルではなく、

別の機能をもった仲間であると、

分かるようになるからです。

 

さて、エンプティ・チェアの技法を使った、

ワークは、大体、このような形で、

展開します。

葛藤→分離→対話→統合のプロセスを、

たどっていくのです。

 

エンプティ・チェアの技法は、

ゲシュタルト療法の代表的なテクニックですが、

大変、有効な技法であり、

単なる心理療法にとどまらない、

応用的な活用が、

可能な手法ともなっているのです。



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ゲシュタルト療法 セッション(ワーク)の実際

【目次】

◆はじめに

①信頼できる、安全な、場の空間づくり

②扱うテーマを決める

③リラックスして、3つの領域の情報に、気づきをひろげる。
④欲求(感情)に気づき、探索し、焦点化する。
⑤欲求(感情)を深め、展開する。体感を通して解決する
⑥現実に、より着地(統合)する
 

◆はじめに


ゲシュタルト療法では、
「ワーク」と呼ばれる、
セッションがあります。
 
ゲシュタルト療法同様の、
米国西海岸系の体験的心理療法では、
クライアントとして、セッションをすることを、
多く「ワークwork(作業)する」と呼びます。
 
ワークは、
クライアント(来談者)の方と、
ファシリテーター(セラピスト)との、
相互のやりとりで、
進行するセッションです。
1セッションは、
大体、30分~90分かけて行ないます。
 
この章では、実際に、
ゲシュタルト療法のワークで、
どのような事柄が行なわれるのか、
について、
描いてみたいと思います。
(ワークの構造的な流れは
「ワークの過程と構造」をご覧ください)
 
ここでは、
ワーク(セッション)の中で、
クライアントの方が、
どのような内的体験をするのか、
また、それが何故、効果を生むのか、
について、
ワークの流れ/プロセスにそって、
描いてみたいと思います。

古典的なゲシュタルト療法は、
グループセラピーですので、
ワークを希望するクライアントが手を挙げて、
ファシリテーターと、皆の前で、
ワークを行ないます。
個人セッションの場合は、
クライアントの方とファシリテーターと、
二人だけで、
以下のようなことを行なっていきます。
 

 

◆気づきの力

 

ゲシュタルト療法のセッションでは、

クライアントの方は、

たえず、自分の欲求や感情に、

「気づく」ということを行なっていきます。

 

これは、「気づき」という機能が、

通常の意識や注意力に対して、

メタ(上位)的な働きを含め持ち、

それらを統合していく能力(働き)を、

持っているからです。

 

「『気づく』ことは、

クライエントに自分は感じることができるのだ、

動くことができるのだ、考えることができるのだということを

自覚させることになる。

『気づく』ということは、

知的で意識的なことではない。

言葉や記憶による『~であった』という状態から、

まさに今しつつある経験へのシフトである。

『気づく』ことは意識に何かを投じてくれる。」
(パールズ『ゲシュタルト療法』倉戸ヨシヤ訳、ナカニシヤ出版)

 

また、

「『気づき』は常に、現在に起こるものであり、

行動への可能性をひらくものである。

決まりきったことや習慣は学習された機能であり、

それを変えるには

常に新しい気づきが与えられることが必要である。

何かを変えるには別の方法や考え、

ふるまいの可能性がなければ変えようということすら考えられない。

『気づき』がなければ新しい選択の可能性すら思い付かない。

『気づき』と『コンタクト』と『現在』は、

一つのことの違った側面であり、

自己を現実視するプロセスの違った側面である。」
(パールズ『ゲシュタルト療法』倉戸ヨシヤ訳、ナカニシヤ出版)

 

セッションを通して、

クライアントの方は、

このような〈気づき〉の状態を、

まざまざと体験していくこととなります。

そして、

自分が、人生で、

刻々と新しい行動をとれる存在であることを、

深く痛感(納得)していくことになります。

 

 

①信頼できる、安全な、場の空間づくり

 

まず、ワークは、
それが行なわれる空間、
大切です。
この、場の空間づくりは、
第一には、ファシリテーターの役割です。
そのため、
通常、ファシリテーター(セラピスト)から、

クライアントの方へ、
以下のような事柄が、
明示的に説明されます。
 
守秘義務や、
その空間でのルール、
取り決め事項、
その場が信頼できる、
安全な空間であることの保証や、
(グループの場合は)
そのことを実現するための、
参加者への依頼事項などです。
 
ファシリテーターとしては、
これらの点を、
クライアントの方に、
信頼してもらえなくてはなりません。
 
逆に、クライアントの方は、
そのファシリテーターの存在(質)や、
その場への統制力が、
信頼に足るものであるか否かを、
自分の第一の指標とします。
 
さて、これらのことが、
なぜ、重要なのでしょう?
 
ワークが、
効果的に行なわれるためには、
クライアントの方にとって、
その空間(ワークショップ、セッション・ルーム)が、
「安心できる、守られた空間」であることが、
必須となるからです。
 
そうでなければ、
クライアントの方は、
リラックスして、安心して、
自分の心の底に、降りていき、
深い感覚や深い感情に、
気づいたり、
触れたりすることなど、
できないからです。
ましてや、話したり、
表現することなどはできません。
 

また、安心できる、

信頼できる空間であると、

クライアントの方自身が、

心の底から感じられたならば、

クライアントの方の中から、

ごく自然な形で、

変性意識状態(ASC)というものが、

現れて来ることとなります。

そして、

その状態は、

クライアントの方自身を

自然治癒のような形で、

癒していく、

セラピーの大きな下支えと

なるのです。

 

そのためにも、

信頼できる空間であるか否か、

というのは、

とても重要な要素となっているのです。


クライアントの方は、
この部分について、ぜひ、
ご自身の嗅覚や直観を信じて下さい。

 

 

②扱うテーマを決める
 
通常は、
ワークのはじめに、
クライアントの方は、
その場で、
扱っていきたいテーマを提出します。
 
テーマは、基本、
気になっていることなら、
何でも扱えます。
 
大体は、
ワークのとっかかりに、
クライアントの方が、
今なんとか対処したい、
心理的な苦痛や不快、

生活上の悩みを、
テーマに取り上げることが多いものです
 
・現在、抱えているの心の苦痛

・人間関係の悩み
・今、取りのぞきたい苦しみ
・最近、または昔から、気になっていること
・過去の苦痛な出来事
・今、人生の選択肢で答えが欲しいこと
等々です。

 

また実のところ、
クライアントの方自身、
自分の悩みが何なのか、
よく分からないといういことも、
多いものです。
 
そのため、
実際のワークの進め方としては、
今現在、クライアントの方が、
気になっていること(気持ち、出来事)を、
色々と話していく中で、
ファシリテーターが、
その話を受けて、
質問をしたり、課題を焦点化すること、
ワークのテーマを、
提案することも多いのです。
 
そして、
クライアントの方が、
それに興味を持ち、同意して、
ワークが進められるケースも、

よくあります。
 
ところで、
ゲシュタルト療法のワークでは、
以下に見るように、
「今ここ」の感覚に、
焦点化して、
そこで起こってくる欲求・感情を、
丁寧にたどっていけば、
必ず何らかの重要な心理的核心に、
たどり着くという、

考え方があります。
そこには、

クライアントの方の、
心身の持つ自然能力(治癒能力)への、
大きな信頼があるのです。
 

 

③リラックスして、3つの領域の情報に、気づきをひろげる。

さて、ここからが、
セッションの、
本編に当たる部分です。
大体のテーマや、
方向性が決められて、
クライアントの方の、
課題の内実を、
探索する段階になります。
 
基本、ワークの最中に、
クライアントの方が、
行なうことといえば、
心を静かに、
自分の中で起こって来る、
内的な感覚や、
欲求(感情)の動きに、
気づき続けることだけです。
そして、
気づいた事柄を、
表現していくことのです。

ファシリテーターは、
そのシェアを受けて、
さらに、その体験を深める、

さまざまな提案を、
行なっていくのです。
 
そして、
クライアントの方は、
ファシリテーターの提案に、
興味や好奇心が湧いた場合、
自分の心の表現として、
それが「妥当だ」
と感じられた場合に、
それらを、実際、
「行なって」みます。

「実験して」みます。
・よく感じてみたり、
・より気づきを当てたり、
・表現してみる
のです。
 
また、
気づいていくことに際しては、
心を研ぎ澄まし、
「3つの領域」(主に、内部領域、中間領域)で、
自分の中で起こってくる欲求(感情)を、
鋭敏に拾いあげ(ピックアップ)することが、
第一のすることです。
 
「3つの領域」とは、
ゲシュタルト療法が考える、
気づきの3つの領域のことです。

①まわりに見える、外部領域、
②肉体の中の感覚である、内部領域、
③思考や空想の行き交う、中間領域です。
(→「気づきの3つの領域」参照)
 
クライアントの方は、
たえず、
自分の内・外・中間で起こる、
感覚や感情のさざ波に、
気づきを、
向けつづけるのです。
 
ワークの際中、
ファシリテーターは、
しばしば問いかけます。
 
「今、何を感じていますか?」
「今、何が起こっていますか?」
「今、何に気づいていますか?」
 
クライアントの方は、
ワークの進行にあわせて、
さまざまな表現を、
試してみますが、
常に戻ってくるのは、
この点です。
 
「その感覚を、よく感じてください」
「その感覚に、よく気づいてください」
 
このようにも、
ファシリテーターは、焦点化します。
 
今ここで、
自分に起きている、
感覚や感情を、
まっすぐに、
ただ気づくだけでも、
私たちの統合(快癒)は、
グッと進んでいくのです。
 
自分の内的欲求(感情)に、
刻々、気づいていること、
そこに、すべての出発点(答え)が、
あります。
ゲシュタルト療法が、
「今ここのセラピー」と、
いわれる所以です。
 
さて、
このあたりを、
少し、細かく説明しますと…
 
ファシリテーターは、
要所要所で、
上記のように、
クライアントの方の中で、
起こっている、
欲求(感情)について、
問いかけと確認を、
行なって来ます。
 
クライアントの方は、
自分の感覚を澄まして、
3つの領域の、
さまざまな感覚チャネルでの、
欲求(感情)
に気づいていきます。
そして、
ファシリテーターに、
シェア(報告)をします。
 
▼肉体の感覚・欲求に気づく
→お腹のところに、しこりを感じます。
→肩が重くなったように感じます。
→なにか叫びたくなってきました。
 
▼視覚/イメージ/ヴィジョンに気づく
→子供のイメージが浮かびました。
→会社のオフィスが見えました。
→そこのカレンダーの風景が気になってます。
 
▼聴覚/声/言葉に気づく
→こんな言葉が思い浮かびました。
→こんなセリフが聞こえてきます。
→知り合い(親、友達、知り合い)が、こんなことを言ってます。
 
▼記憶に気づく
→こんな出来事が浮かんできました。
→こんな夢を思い出しました。
 
クライアントの方のシェア(報告)を受けて、
ファシリテーターは
感覚や感情への焦点化や、
その奥にある、
欲求(感情)を探るための、
さらなる焦点化を、
提案していきます。
 
この繰り返しの中で、
ワークは、進んでいきます。
そして、
これらのプロセスを通して、
クライアントの方の、
自己の内部への潜入が、
どんどんと深まっていくのです。
 

 

④欲求(感情)に気づき、焦点化する

このような、
相互のやりとりを通して、
ワークが進んでいきますが、
クライアントの方の、
欲求(感情)への
探索がある程度深まっていくと、
やがて、
少し強い欲求(感情)の塊りに
たどり着くことになります

色々と感じていた、
表面的な感覚よりは、
少し重くて、
核なる感覚(欲求、感情)に、
行き当たる感じがします。
 
これが、
クライアントの方が、
なかなか意識的につかまえられない、
未完了の体験や、
未完了のゲシュタルトと関連した、
欲求(感情)であることが、
多いのです。
厳密にいうと、
未完了のゲシュタルトや、
未完了の体験は、
層状に重なっているものなので、
その塊の表面に、
たどり着くという感じです。
 
ゲシュタルト心理学では、
生体(心身)にとって、
緊急の、必要な事柄が、
「図」となって、
知覚の前景に現れて来ると、
考えます。

実際、
ワークの流れでいうと、
(生体というものは、
よくできたもので)
未完了の体験につながる、
欲求(感情)というものは、
それに関連する欲求(感情)を、
刺激されると、
あたかも異物を吐き出すかのように、
肉中の棘を排出するかのように、
未完了の体験(ゲシュタルト)を、
感覚の前景に、
押し出して来るのです。
おそらくは、
生体の持つ、
蠕動運動のためと思われます。
 
そのような時も、
ファシリテーターは、
クライアントの方に、
その欲求(感情)に、
焦点化して、
留まってもらうことを提案します。
 
クライアントの方は、
その焦点化された、
その強い欲求(感情)に留まり、
その意味を探ります。
考えるのではなく、
感じ、気づくのです。
その感情が、
放つエネルギー感覚を、
充分に感じてみます。

すぐには、
その感情の意味(真意)は、
分かりません
その感じ・感情に焦点化し、
心を澄まし、
「待つこと」が必要です。

留(とど)まり、
待つことです。
 
すると、
不思議なことに、
「その感じ・感情」が、
ふと、わずかに、
軽い変化を起こします。
少し緩まり、
次元が、
深まるような感じがします。
シフト(変換)が起こるのです。
そして、
何かの意図(意味)が感じられます。
 
最初、
自分と接点がなく、
違和(異物)感としてあった感覚が、
自分と同調をしはじめて、
つながりができます。
微細な情報(意図)が、
伝わってきます。
エネルギーが流れはじめます。
 
その感情の正体が、
わかると、
深いところで、
エネルギーが流れます。
肉体的に少し弛緩が起こり、
小さなアーハ体験が訪れます。
何かが、
「わかった」感じがするのです。
 
そして、
その欲求(感情)を、
外に表現を、
してみるのです。
すると、
さらに深い納得が、
身体の感覚として、
得られていくのです。
 
そして、
クライアントの方は、
その体験内容を、
ファシリテーターに、
シェア(報告)します。
 
すると、
ファシリテーターは、
それらを受けて、
さらなる次の焦点化と、
提案を行なっていきます。

その結果、
このような深まりと、
小さなアーハ体験が、
繰り返されていくのです。

そして、
未完了の体験の、
核心に向かって、
探索が、進んでいくのです。


◆ゲシュタルト療法の介入技法の意味

 (心を可視化する)
 
ところで、
ゲシュタルト療法といえば、
心理療法の世界では、
「エンプティ・チェア(空の椅子)の技法」や、
「身体の動きを使った技法」など、
比較的派手な?技法が、
イメージされがちです。

これらの技法は、
そもそも、
何を狙ったものかといいいますと、
上で見たような、
欲求(感情)に潜む情報を、
より明確に焦点化し、
増幅するために、
行なわれるものなのです。
 
通常、私たちは、

悶々とした、
さまざまな感情の混然一体化した、
葛藤状態にあり、
その感情の内訳(明細)を、
あまり明確にとらえられていません。

また、
ワークの最中においても、
さまざまな感情が行き交い、
感情的な混乱が起こり、
これが、
とらえにくくなる場合もあります。
 
そのため、
内的な欲求(感情)探っていても、
その内奥にあるものを、
的確に取り出すことが、
なかなか難しいのです。
 
そのような時に、
技法的な工夫によって、
「心を可視化」するのです。

クライアントの方の、
欲求(感情)を焦点化したり、
切り分けたり、
整理したりするために、
各種の技法を使うのです。
 
【例】
 「その感覚(気持ち)はどんな姿(形、色、感触、冷熱、硬軟)をしていますか?」
「その感覚はなんと言っていますか?」

「からだのその部分は、なんと言っていますか?」
「たとえば、この椅子に、その○○という気持ちを置くことができますか?」
「ここに置いたその気持ちは、どう見えますか?」
「たとえば、○○と言ってみる(表現してみる)のはどうですか?」
「実際に、そう言ってみると、どんな気持ちがしますか?」
 

といったような具合です。

このようにして、
欲求(感情)に、
感覚(身体)的な実体性を、
与えることにより、
心の姿を、
より明確にとらえて、
取り出すことが、
できるようになるのです。

 

また、
その欲求(感情)を、
表現して、
さまざまな欲求(感情)同士の対話や、
交流を、
図ることもできるのです。

このことが、
心理的な解決と統合に、
決定的に作用するのです。

 

 

⑤欲求(感情)を深め、展開する。

体感を通して解決する
 
さて、通常、
クライアントの方の中で、
気づきが得られ、
感情のシフトが起こり、
小さなアーハ体験が起こった後でも、
また、その下に、
さらに別の欲求(感情)が、
残っているものです。

それらの、
未完了な欲求(感情)が、
解決される(無くなる、答えが見つかる)までを、
ひとつのセッション(ワーク)の、
目標とします。

ところで、
人間の場合、
欲求(感情)や、
未完了のゲシュタルトは、
層状に積み重なって、
抑圧の構造となっています。

そのため、
ある欲求(感情)に、
気づきと表現を得て、
エネルギーが解放されると、
その下から、
次の欲求(感情)が出て来るのです。

そのため、
欲求(感情)の皮むきを、
どんどん行なっていくのです。

この繰り返しにより、
層状の欲求(感情)を、
より深くまで、
探索していけることとなり、
クライアントの方の、
より深い問題解決と、
解放を実現することができるのです。

この深まりの深さが、
通常のカウンセリングや、
コーチング、NLPなどと較べた場合の、
ゲシュタルト療法の、
効果の秘密なのです。

また、

このような自己の感覚に、

深く没頭し、沈みこむ過程で、

クライアントの方は、

軽度な変性意識状態(ASC)に、

だんだんと入っていきます。

それがゆえに、

普段、気づけないことに気づけたり、

普段行なわないような表現を、

実験的に行なえるようになるのです。

また、変性意識状態(ASC)自体が、

心の深層にある治癒プロセスを、

活性化していくことにもなります。

クライアントの方を、

治癒の深みに、いざなっていくのです。

 

そして、

これらのプロセス全般のゆえに、

ゲシュタルト療法が、

単なる悩みや問題解決に終わらない、

想像力や創造力を、

自己の内部から引き出せるスキルに、

なつている所以なのです。

(変性意識状態に入るスキルを、

だんだんと身につけていくからです)

 

ところで、また、
クライアントの方は、
ファシリテーターの提案で、
気づいたことを、
「心身で、体感を通して」
表現していきます。

このことが、
クライアントの方の、
問題解決の際には、
決定的に重要な力となります。

このような、
深い気づきを、
実際に、

物理的に表現することは、
心身の深い部分に、
即物的に作用します。

身体動作を通して、
その体感的なエネルギーを通して、
内部(無意識)の情報を、
書き換えられるからです。

そのため、
要所要所で、
ファシリテーターは、
クライアントの方の、

物理的な表現を、
促していきます。
れが、
とても重要な効力を持つからです。

そして、
このような、
気づきと表現と、
アーハ体験を繰り返す中で、

やがて、

そのうち、
ひとつ大きく、

感覚的に、
腑に落ちる段階に、
到達します。

 

その地点で、
ひと塊の、
葛藤や未完了の体験が、
解決(解消)されるのです。

そして、
クライアントの方の、
苦しみの軽減、
カタルシス、
充実と着地感とをもって、
そのセッション(ワーク)は、
終了していきます。

 

 

⑥現実に、より着地(統合)する
 
セッション(ワーク)の、
最後の段階では、
クライアントの方の、
深い部分から出て来た、
(まだ柔らかい)
新しい欲求・感情や、統合感を、
日常生活で、
充分に活かしていけるか、
確認を取っていきます。

変性意識状態(ASC)の中で、

とらえられた、

その欲求(感情)感覚が、
きちんと活かされるように、
調整活動をとります。
 
新しい欲求(感情)は、
今までの心の態勢の中では、
理由あって、
抑圧されていた自我の、
要素を含んでいます。
 
そのため、
その新しい欲求(感情)が、
しっかりと守られ、
既存の日常生活の中でも、
新しい力と、
居場所を持つことが、
大切なのです。
 
そのため、
セッション(ワーク)の最後の場面では、
時間をかけて、

変性意識状態(ASC)から抜け出ていくとともに、

新しく表出された欲求(感情)と、
既存の欲求(感情)との、
現実感ある統合を確認していきます。
 
具体的な手法としては、
(グループの場合などは)
巡回対話の技法など多々ありますが、

長くなるので、
ここでは、省略しましょう。
 
さて以上、
単純化して書きましたが、
セッション(ワーク)の、
中核的なプロセスは、
このような要素をもって、
進みます。
 
しかし、
セッション(ワーク)の風景を見ると、
クライアントの方の、
さまざまな想いや、
感情を探索しつつ、
寄せては返す波のように、
行きつ戻りつしながら、
手探りで、セッション(ワーク)は、
進んでいくのです。

しかし、
漂流しつつ、展開する、
そのプロセスの核心には、
クライアントの方の、
貴重で、パワフルな、
創造力の智慧が、
必ず待っているものなのです。


 

 

 【第一部 ゲシュタルト療法関連】

ゲシュタルト療法【基礎編】

ゲシュタルト療法【実践・技法編】

ゲシュタルト療法【応用編】

「セッション(ワーク)の実際」

体験的心理療法

NLP 普及・効果・課題

 

【第二部 気づきと変性意識】

変性意識状態(ASC)とは

「英雄の旅」とは

禅と日本的霊性

野生と自然

 

【第四部 当スペース関係】

フリー・ゲシュタルトについて

セッションで得られる効果

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葛藤状態 生きづらさの仕組み

スライド2


さて、

当スペースでは、

前章に見た、

自己妨害の背後に、

「複数の自我(私)」の存在を、

見ています。

 

私たちの人格の中にある、

「複数の自我(私)」の存在によって、

4つの欲求混乱のパターンも、

より活性化されてしまうのです。

 

さて、

複数の自我があったとしても、

通常、私たちは、

どれか、ひとつの自我に、

同一化していて、

自分が、

複数の自我(私)であるとは、

気づきません。

 

そのため、

主観的には、

ただ塊としての苦痛や不自由、

悶々とした葛藤しか、

感じとれません。

 

ゲシュタルト療法では、

セッションによって、

この自我たちを、

目に見える形で取り出して、

自我の間の対話や調整を図ることで、

この自己妨害を、

解消していきます。

 

また、さきの

4つのパターンが、

どのように働いているのか、

まざまざと体験できることになります。

 

さて、よく葛藤とは、

「アクセル」と「ブレーキ」を、

同時に踏むようだと言いますが、

厳密な言い方をすると(深層の部分では)、

少し違います。

 

一見、

ブレーキをかけていような、

自我の言い分を

深く聞いていくと、

必ずその自我の、

「肯定的な意図」が分かります。

 

つまり、

実は両方とも、

アクセルなのです。

アクセル同士が、

互いを牽制しあい、

別のベクトルを向いているため、

葛藤が生じるのです。

 

 

◆「やる気が出ない」は、正しい

 

「やる気が出ない」

ということがありますが、

(変な言い方ですが)

それは、正しいのです。

 

それは理由があって、

「やる気が出ない」という、

気分表現になっているので、

その理由(真の意図)を知ることこそが、

重要なのです。

 

そこには、必ず、

自我間の葛藤があり、

それぞれの自我は、

深い「肯定的意図」をもって、

そのように作用しているのです。

 

その「自我たち」を知っていくことは、

自己自身をより深く知っていくこと、

自己の創造性を生きることに、

つながっていくのです。

 

世の中には、

「モチベーションUP」の書籍が、

氾濫しています。

多くの人が、そう願っているからでしょう。

 

しかし、いくら本を読んでも、

モチベーションを上げることは出来ないでしょう。

まず、やる気を上げたいのは、

今の自分が同一化している、

「やる気を上げたい自我」でしかなく、

その他の自我には、

そのことに反対する積極的な理由が、

あるからです。

 

安直なモチベーションUPではなく、

自分の心を、丁寧に見つめて、

ひも解いていくこと、

そこから、真の、

モチベーションUPが始まるのです。


 

 ◆ワーク(セッション)において

 

実際のセッションでは、

(「ワークとは」「セッションの実際」参照)

対立したり、

葛藤したりしている、

おのおのの自我を、

エンプティ・チェア(空の椅子)の技法などを使い、

丁寧に、取り出してきて、

各自我の意図(欲求)を聞き、

自我間の対話を行っていきます。

 

これが、

なぜ、エンプティ・チェアの技法で、

可能になるかと言いますと、

通常、私たちは、

「どれかひとつの自我にしか、

同一化できない」のですが、

エンプティ・チェアの技法においては、

その他の自我にも、

同一化することが、

技法(原理)的に可能になるからです。

これは、

催眠療法でいう、

アンカリングの原理によるものです。

(下図参照)

エンプティ・チェアの技法を使うと、

個々に対立していた自我の間に、

情報交流、

エネルギー的交流が起こり、

自我間の、対立する要素が減り、

別の特性(グループの仲間)として、

互いを尊重し、

協力したりできるようになります。

互いを妨げることなく、

より相乗的にパワーを、

発揮できるようになります。

 

セッション(ワーク)では、

そのことを実現するために、

時間をとって、じっくりと、

個々の自我の言い分(欲求・意図)を、

聞いていきます。

 

 

やり残した仕事

複数の自我(私)

ワークとはⅠ

エンプティ・チェア(空の椅子)の技法Ⅰ

→「統合」

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