〈流れる虹のマインドフルネス〉 潜在意識の活用で待ち望んだ飛躍を

潜在意識を科学的に活用する    〈流れる虹のマインドフルネス〉で         人生に待ち望んだ飛躍を創り出す 〈変性意識〉と〈ゲシュタルト療法〉で、     あなたのビジネス、アート、コーチング、カウンセリング、NLPに         本物のつきぬけた魔法(効果)をもたらします

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・目標達成による願望実現
・卓越したパフォーマンスの発揮
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・抜きんでたアウトプット(成果、結果)の創出
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技法

夢のワーク ゲシュタルト療法の場合

さて、「夢」は、

無意識にいたる王道とも言われ、

心理療法の各派が

重視しているものです。

 

ゲシュタルト療法においても、

独自の理論や、

ワークの技法を持っています。

 

実際のところ、

ゲシュタルト療法の、

夢のワークは、大変ユニークなもので、

新鮮な気づきを得ることが、

できるものとなっています。

 

ここでは、

その方法論や手順について、

記していきましょう。

 

 

①理論

 

ゲシュタルト療法では、

夢に登場してくる人物や、

事物(風景の含めて)とは、

クライアントの方の「断片化された自我」

であると考えます。

 

クライアントの方の心の全体が、

夢として、

現れていると考えるわけです。

そのため、

通常のワークと同じく、

クライアントの方が、

それぞれの自我の状態をよく体感し

気づきを得て、

自我同士の交流や統合を図っていくことが、

ワークの目的となります。

 

 

②手順1 現在形で話してもらう

 

まずは、

クライアントの方トに、

夢の話をしてもらいます

 

この時、ポイントがあります。

夢の話を、

「現在形で」話してもらうのです。

 

通常、人は、夢の話をする時に、

「~であった。~でした。」と、

過去形で話します。

 

しかし、このワークでは、

それを、夢を見ている当事者になって、

「今~しています」

「今、~が~しています」

と現在形で、話してもらうのです。

 

夢とは、

常に生きつづけている無意識の表現です。

このような話し方に変えることにより、

クライアントの方は、

ダイレクトに感じることができます。

 

また、過去形の回想形式では、

要約されてしまうことによって、

見過ごされてしまう、

小さな場面や細部、

または情動の反応に、

細かく気づくことができるからです。

(クライアントの方の、

反応が顕著な場合は、

そこからすぐに通常のワークに、

うつります)

 

 

③手順2 実演化する(登場人物になる)

 

夢を話してもらった後に、

クライアントの方に、

 

気になる場面を、

ピックアップしてもらいます。

その「場面」を、ワークの素材としていきます。

 

その場面の中で、

クライアントの方が「気になる」、

色々な登場人物や事物を、

エンプティ・チェアに置いていきます。

 

そして、エンプティ・チェアのワークと同様に、

その役に、なってもらい、

その夢人物の背後に、

とのような欲求や自我がひそんでいるか、

探っていきます。

 

エンプティ・チェアのワークと同様に、

出てくるプロセスにしたがって、

ワークを展開していきます。

 

ところで、

通常、夢の中で現れる自分=主体は、

普段の日常的現実の中で、

自分が同一化しがちな自分です。

 

一方、自分以外の他者・事物は、

大概、自分が排除し、切り離してdisownいたり

周縁化marginalizeしている、

自我が多いものです。

 

しかし、実際に、

それらの自我状態になってみると(同一化してみると)、

それは、大概、秘めた智慧を持っており、

現在の人生に対する、

さまざまな(実存的な)ヒントを与えてくれることが、

多いのです。

 

さて、以上が、

ゲシュタルト療法における

夢のワークの進め方のあらましとなります。

 

夢のワークは、

実際に体験してみると、

私たちの心の中の、

深い智慧や可能性を知る、

新鮮な機会となります。

 

また、

私たちの内的世界への信頼を深め、

内なる創造力に接触する機会にも、

なるのです。

 


※気づきや統合、変性意識状態(ASC)への

より総合的な方法論については、拙著↓
入門ガイド
および、
『砂絵Ⅰ 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』
をご覧下さい。

エンプティ・チェア(空の椅子)の技法Ⅱ

スライド2

さて、
「エンプティ・チェアの技法Ⅰ」

では、
一番よく使用されるタイプの、
使用方法とその原理を、
見てみました。

 

誰か実在の人物を、
エンプティ・チェアに置いて、
その人物に、語りかけ、
伝いたいことを伝えたり、
また、相手になってみて、
その気持ちを探ってみるという、
形のものです。

 

また、これとは別に、

ワークが、進行する中で、
クライアントの方の中から出てくる、
心的欲求(感情)を、
エンプティ・チェアに、
展開していく手法があります。
これは、とても効果を発揮する技法です。

ここでは、それについて、
見ていきましょう。


①「複数の欲求(自我)」を知る

私たちは、
「複数の欲求(自我)」を持っていますが、
ほとんど、それらを意識することなく、
生活していることを、

別に、見ました。

そのため、
それらの欲求(自我)が葛藤を起こし、
私たちを苦しめていても、
その解決の糸口が、

なかなかつかめないのです。
私たちが、
「複数の自分」であることに、
無知であるからです。

ここにおいては、何よりもまず、
「真に知る=識る」ことが、
解決の入り口となります。

しかし、

真に「知る=識る」とは、
「解釈=理論」を、

当てはめることではありません。

「真に識る」とは、
対象との、存在的な同調・同化においてしか、
また、全身的な関わり・交わりの中でしか、
なかなか、得られないものなのです。
それは、感覚的な把握に他なりません。

エンプティ・チェアの技法は、
「複数の欲求(自我)」を、
直接的に体験し、
それら自身になり、
それらを内側から識り、
それらを生きることができるがゆえに、
大きな効果を持つものであるのです。


②「複数の欲求(自我)」を切り分け、取り出す

さて、私たちが、
「複数の欲求(自我)」の存在に、
普段、気づけないのは、
それらが、

よく「見えない=認知できない」からです。

それは、喩えると、
あたかも、濁った暗い水面から、
水面下の、
ぼんやりとした鯉(欲求、自我)の影を、

見ているようなものです。

それらを、ぼんやりと、
悶々とした情動の惑乱(衝動、圧迫)として、
感じているだけなのです。

エンプティ・チェアの技法は、
喩えると、この、
「鯉(欲求、自我)」を、一旦、
濁った暗い池から、
「澄んだ生け簀」に、移すようなものです。

そこにおいて、
私たちは、自分の中にある、
さまざまな複数の欲求(自我)を、
目の当たりにすることができるのです。
そして、
それらを、直接見ることや、
体験することが、
できるようになるのです。

実際の使用場面でいうと、
ワークを展開していく中で、
クライアントの方の中に、
2つの自我の葛藤を見出すことがあります。

 

それは、
胸の前で、両手を合わせて、
ギューと押しあっている感じです。

または、
クライアントの方が、
ある感情を表現しようとしている時に、
「ノイズ」のように、
それを妨げる力(存在)を感知する場合があります。

そのような場合に、
クライアントの方に、
それらの存在を指摘し、
それらを、椅子に、
ロール(役)として、
分けて(置いて)みることを、提案していきます。


②各「欲求(自我)」を生ききる
 
葛藤がある場合、
それは、例えば、
胸の前で、両手を合わせて、
「押しあっている」ような感じとしました。

この状態は、それぞれが、
相手を押しているので、喩えると、
二人が「同時に」しゃべっているようなもので、
騒音(欲求・感情)が混じりあっていて、
それぞれの欲求(感情)や、
自我の言い分は、
よくわかりません。

さて、
「押しあっていた両手」の、
片方の手を、いきなり外すと、

どうなるでしょう?

つっかえがはずれて、
もう片方の‎手の力が、バーンと出ます。
ロール(役)を分けるとは、

そのようなことです。

クライアントの方に、
それぞれのロール(役)に分かれてもらい、
片方の欲求(自我)の妨げを

取り除いた状態で、
もう片方の欲求(自我)そのものに

なってもらうのです。

そうすると、
葛藤の時には、体験もできなかったような、
各欲求(自我)の存在が、
バーンと、表に出てくるのです。

そして、
クライアントの方に、

それぞれのロール(役)に、
代わりばんこになってもらい、
欲求(自我)同士の対話を、

進めていってもらうのです。

さて、実は、
各欲求(自我)は、お互い、
相手に言いたいことがあったために、
相手の存在を妨げるという事態が、
起こっていたのです。

そのため、
クライアントの方には、
ロール(役)を分けた状態で、
まず、
それぞれの欲求(感情)の状態を、
十二分に体験してもらいます。


その欲求(自我)が、

「何者」であるのかを、
全身全霊で、

理解・認識してもらいます。

そして、その上で、
欲求(自我)同士の対話を

進めていってもらうのです。

そして、
お互い相手の言い分を、
十分認められるようになると、
葛藤はなくなり、
それぞれの欲求(感情)が、
自分自身になり、
各々で、並存できるようになるのです。

相手の欲求(自我)は、
敵やライバルではなく、
別の機能をもった仲間であると、
分かるようになるからです。

さて、エンプティ・チェアの技法を使った、
ワークは、大体、このような形で、
展開します。
葛藤→分離→対話→統合のプロセスを、
たどっていくのです。

エンプティ・チェアの技法は、
ゲシュタルト療法の代表的なテクニックですが、
大変、有効な技法であり、
単なる心理療法にとどまらない、
応用的な活用が、
可能な手法ともなっているのです。

 

↓実際のセッション(ワーク)は

・セッション(ワーク)の実際

・セッションで得られる効果と成果

 

 

※エンプティ・チェア技法の、

詳細な手順や、応用的な使い方、

また、気づきや変性意識状態についての、

総合的な方法論は、拙著↓

入門ガイド

『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

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※エンプティ・チェアの技法について、

 もっと知りたい方は、専門姉妹サイト

 →「エンプティ・チェア・ワークス」

 

 

↓動画「ゲシュタルト療法 エンプティ・チェアの技法Ⅱ 葛藤解決」

 

動画「ゲシュタルト療法 エンプティ・チェアの技法Ⅰ」

 

↓動画「葛藤解決の方法(ポイント)」

 

↓動画「葛藤解決の方法(ポイント)Ⅱ ネガティブな感情の扱い方」

 

※エンプティ・チェアの技法を、きちんと効果的に使うと↓

 動画「ゲシュタルト療法と、生きる力の増大」 

 

※エンプティ・チェアの応用的な使い方は↓

 

※エンプティ・チェアの技法の詳細な解説は、コチラ(第二部)↓



エンプティ・チェア(空の椅子)の技法Ⅰ

さて、
「エンプティ・チェアの技法Ⅰ」

では、
一番よく使用されるタイプの、
使用方法とその原理を、
見てみました。

 

誰か実在の人物を、
エンプティ・チェアに置いて、
その人物に、語りかけ、
伝いたいことを伝えたり、
また、相手になってみて、
その気持ちを探ってみるという、
形のものです。

 

また、これとは別に、

ワークが、進行する中で、
クライアントの方の中から出てくる、
心的欲求(感情)を、
エンプティ・チェアに、
展開していく手法があります。
これは、とても効果を発揮する技法です。

ここでは、それについて、
見ていきましょう。


①「複数の欲求(自我)」を知る

私たちは、
「複数の欲求(自我)」を持っていますが、
ほとんど、それらを意識することなく、
生活していることを、

別に、見ました。

そのため、
それらの欲求(自我)が葛藤を起こし、
私たちを苦しめていても、
その解決の糸口が、

なかなかつかめないのです。
私たちが、
「複数の自分」であることに、
無知であるからです。

ここにおいては、何よりもまず、
「真に知る=識る」ことが、
解決の入り口となります。

しかし、

真に「知る=識る」とは、
「解釈=理論」を、

当てはめることではありません。

「真に識る」とは、
対象との、存在的な同調・同化においてしか、
また、全身的な関わり・交わりの中でしか、
なかなか、得られないものなのです。
それは、感覚的な把握に他なりません。

エンプティ・チェアの技法は、
「複数の欲求(自我)」を、
直接的に体験し、
それら自身になり、
それらを内側から識り、
それらを生きることができるがゆえに、
大きな効果を持つものであるのです。


②「複数の欲求(自我)」を切り分け、取り出す

さて、私たちが、
「複数の欲求(自我)」の存在に、
普段、気づけないのは、
それらが、

よく「見えない=認知できない」からです。

それは、喩えると、
あたかも、濁った暗い水面から、
水面下の、
ぼんやりとした鯉(欲求、自我)の影を、

見ているようなものです。

それらを、ぼんやりと、
悶々とした情動の惑乱(衝動、圧迫)として、
感じているだけなのです。

エンプティ・チェアの技法は、
喩えると、この、
「鯉(欲求、自我)」を、一旦、
濁った暗い池から、
「澄んだ生け簀」に、移すようなものです。

そこにおいて、
私たちは、自分の中にある、
さまざまな複数の欲求(自我)を、
目の当たりにすることができるのです。
そして、
それらを、直接見ることや、
体験することが、
できるようになるのです。

実際の使用場面でいうと、
ワークを展開していく中で、
クライアントの方の中に、
2つの自我の葛藤を見出すことがあります。

 

それは、
胸の前で、両手を合わせて、
ギューと押しあっている感じです。

または、
クライアントの方が、
ある感情を表現しようとしている時に、
「ノイズ」のように、
それを妨げる力(存在)を感知する場合があります。

そのような場合に、
クライアントの方に、
それらの存在を指摘し、
それらを、椅子に、
ロール(役)として、
分けて(置いて)みることを、提案していきます。


②各「欲求(自我)」を生ききる
 
葛藤がある場合、
それは、例えば、
胸の前で、両手を合わせて、
「押しあっている」ような感じとしました。

この状態は、それぞれが、
相手を押しているので、喩えると、
二人が「同時に」しゃべっているようなもので、
騒音(欲求・感情)が混じりあっていて、
それぞれの欲求(感情)や、
自我の言い分は、
よくわかりません。

さて、
「押しあっていた両手」の、
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なってもらうのです。

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葛藤の時には、体験もできなかったような、
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相手の存在を妨げるという事態が、
起こっていたのです。

そのため、
クライアントの方には、
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まず、
それぞれの欲求(感情)の状態を、
十二分に体験してもらいます。


その欲求(自我)が、

「何者」であるのかを、
全身全霊で、

理解・認識してもらいます。

そして、その上で、
欲求(自我)同士の対話を

進めていってもらうのです。

そして、
お互い相手の言い分を、
十分認められるようになると、
葛藤はなくなり、
それぞれの欲求(感情)が、
自分自身になり、
各々で、並存できるようになるのです。

相手の欲求(自我)は、
敵やライバルではなく、
別の機能をもった仲間であると、
分かるようになるからです。

 


さて、以上、葛藤解決に使う、

エンプティ・チェアの技法を見てみました。


この手のワークは、大体、

このような形で展開します。

つまり、

葛藤→分離→対話→統合のプロセスを、
たどっていくのです。

 

ところで、

エンプティ・チェアの技法は、
ゲシュタルト療法の代表的なテクニックですが、
大変、興味深い技法であり、
単なる心理療法にとどまらない、

多様で創造的な領域での使用が、

可能となっているものです。

 

ここで見た、

使用方法においても、

自分たちの心の領域を、

外部に取り出して、

外在化させたり、

操作することを見ました。

 

そのような原理において、

エンプティ・チェアの技法は、

さまざまな能力拡張や、

意識拡張のための、
応用的な活用が、
可能な技法ともなっているのです。

 

 

↓実際のセッション(ワーク)は

・セッション(ワーク)の実際

・セッションで得られる効果と成果

 

 

※エンプティ・チェア技法の、

詳細な手順や、応用的な使い方、

また、気づきや変性意識状態についての、

総合的な方法論は、拙著↓

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※エンプティ・チェアの技法について、

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 →「エンプティ・チェア・ワークス」

 

 

 

 

↓動画解説 エンプティ・チェアの技法


 

↓動画エンプティ・チェア(空の椅子)の技法Ⅱ 葛藤解決」

 


※エンプティ・チェアの技法を、きちんと効果的に使うと↓

 動画「ゲシュタルト療法と、生きる力の増大」

 


※エンプティ・チェアの応用的な使い方は、コチラ↓


 

※エンプティ・チェアの技法の詳細な解説は、コチラ(第二部)↓






 

ゲシュタルト療法 セッション(ワーク)の実際

◆セッションの原理的な普遍性(神話的構造)

 

当スペースのセッションは、

ゲシュタルト療法をベースにして、

瞬間瞬間のからだや心、感覚や感情に、

丁寧に気づいていくという

作業をベースに、

ゆっくりと進んでいきます。

 

そのため、その展開は、

とてもナチュラルな、

人間の生理的な経過を、

たどっていくものと、いえるのです。

 

そして、そのためか、

セッションの体験過程(プロセス)は、

不思議なことに、

私たちに、子供の頃からなじみ深い、

昔話や神話の物語パターンと、

大変、似かよったプロセス(ストーリー)を、

たどっていくことにもなるのです。

 

昔話や神話とは、

長い歴史的な時間をかけて、

人間(人類)が、

自分の心の姿を映し出したものです。

そこには、私たちの、

普遍的な心の姿(構造)が、

映し出されているのです。

 

さて、

セッションで起こってくる、

体験過程、変容過程(プロセス)を見ると、

そこには、

昔からよくある形、

次のようなパターンが、

よく見られます。

 

つまり、

 

「主人公が、

別世界(異界、変性意識状態)に、

冒険に行って、

宝物(力、癒し、人生の秘密、変容)を得て、

元の世界に戻って来る」

 

という、

ストーリーです。

 

冒険譚(英雄の旅)のような物語形式を、

とっているのです。

 

ゲシュタルト療法のセッションは、

そのような物語の旅と類似した、

プロセスを持っているものなのです。

 

この、神話とセッションの、

体験過程との類似性は、

ゲシュタルト療法のセッションが、

人間心理の普遍的な構造に根ざした、

治癒プロセスであることを、

意味しているのです。

 

ゲシュタルト療法の創始者、

フリッツ・パールズが、

自分は、ゲシュタルト療法の創始者ではなく、

再発見者にすぎないと言ったわけです。

 

そのため、

ゲシュタルト療法のセッションは、

心理療法というだけでなく、

深層心理の、

さまざまな領域(可能性)を探索する上でも、

とても有効な方法論となっているのです。

 

それゆえに、

ゲシュタルト療法を深めることは、

心の潜在的な創造力を、

大きく解放するにもつながっていくのです。

 

当スペースが、

ゲシュタルト療法の方法論を、

治癒だけでなく、

願望実現や、潜在能力・創造力の開発に、

フォーカスしている理由でもあります。

 

人生を変えるために、

心の自由や解放だけでなく、

より豊かな創造性や、

成果(アウトプット、アウトカム)を、

生み出したい方にとっては、

最適な方法論となっているわけなのです。

 

 

※神話との類似性が持つ、

深い意味合いは、コチラ↓

→拙著『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法』

→「英雄の旅」

 

 

◆セッション全体の流れ

 

①信頼できる、

 安全な、場の空間づくり

 

…クライアントの方が、

 安心して、

 探求できる空間が、

 つくられます。

 

②あつかうテーマを決める

 

…クライアントの方は、

 セッションであつかうテーマを

 決めていきます。

 

③リラックスして、

 3つの領域の情報に、

 気づきをひろげる。

 

…クライアントの方は、

 テーマに関連して、

 気になる感覚を、

 自己の心身の中に、

 探っていきます。

 

…気になる感覚を、

 見つけます。

 

 

④欲求(感情)に気づき、

 焦点化する。

 

…気になる感覚の、

 背後にあるものを、

 探っていきます。

 

…その真の姿に、

 気づいていきます。

 

 

 

⑤気づきを深め、

 欲求(感情)を展開する。

 体感を通して解決する。

 

…見出した真の姿を、

 存分に表現していきます。

 

…そのエネルギーが、

 クライアントの方を、

 解決と創造、癒しへと、

 導きます。

 

 

 

⑥現実に、より着地(統合)する

 

…新たに見出した、エネルギーと自己を、

 日常生活で活かす方法を、

 確立させます。

 

【目次】

◆前段

①信頼できる、安全な、場の空間づくり
②あつかうテーマを決める
③リラックスして、3つの領域の情報に、気づきをひろげる。
④欲求(感情)に気づき、焦点化する。
⑤気づきを深め、欲求(感情)を展開する。体感を通して解決する
⑥現実に、より着地(統合)する

 

前段 

 

ゲシュタルト療法では、
通常、「ワーク」と呼ばれる、
セッションがあります。
 
ゲシュタルト療法同様の、
米国西海岸系の体験的心理療法では、
クライアントとして、セッションに取り組むことを、
だいたい、「ワークwork(作業)する」と言います。

 

この言い方は、少し乾いた(ドライな)表現と、

思われるかもしれません。

しかし、ここには、

日本のウェットで、

受動的な心理療法が見落としている、

重要な含意があるのです。

 

ワーク(作業)という表現が、

どこに由来するのかは、

定かではありませんが、

古い時代では、秘教的な思想家である、

G・I・グルジェフが、

この言葉を使っていました。

 

グルジェフの含意は、

多く、自動的なロボットでしかない人間を、

機能調整して、目覚めさせていくという、

まさに、乾いた(ドライな)、

能動的な視点からの表現でした。

 

フリッツ・パールズ自身も、

この言葉を使っていましたが、

彼の本を読むと、

(冗談好きな彼らしく)

少し近いニュアンスがあります。

 

つまり、この表現の含意は、

(その背後にある、絶妙なセンスを、

読み取らなければならないのですが)

とても能動的で、

肯定的なものなのです。

 

ワークに取り組む、私たち自身の、

主観的なイメージとしては、

怠惰な自分自身に介入して(より気づき)、

自分自身を、よりよく機能させていこうという、

とても能動的で、積極的な、

意欲の表現でもあるのです。

 

実際、そのような姿勢を持つ、

クライアントの方は、

どんどんと変容していくことに、

なっていきます。

 

さて、ワークは、
クライアント(来談者)の方と、
ファシリテーター(セラピスト)との、
相互のやりとりで、
進行するセッションです。
1セッションは、
大体、30分~90分かけて行ないます。
 
このパートでは、実際に、
ゲシュタルト療法のワークで、
どのような事柄が行なわれるのか、

について、
描いてみたいと思います。
(ワークの大枠の構造的な流れは
「ワークの過程と構造」をご覧ください)
 
ここでは、
ワーク(セッション)の中で、
クライアントの方が、
どのような内的体験をするのか、
また、それが何故、効果を生むのか、
について、
ワークの流れ/プロセスにそって、
描いてみたいと思います。

 

さて、

古典的なゲシュタルト療法は、
グループセラピーですので、
ワークを希望するクライアントの方が挙手をして、
ファシリテーターと、皆の前で、
ワークを行ないます。
個人セッションの場合は、
クライアントの方とファシリテーターと、
二人だけで、
以下のようなことを行なっていきます。
 

 

◆気づき awarenessの力の重要性

 

ところで、

ゲシュタルト療法のセッションでは、

クライアントの方は、

自分の欲求や感情に、

たえず、「気づくawareness」ということを、

行なっていきます。

 

これが、

セッションの核となります。

この「気づきの力」については、

 最近では、

「マインドフルネス」

という言葉とともに、

その本当の力が知られるようになってきました。

 

「気づき」とは、

単なる認知とは違います。

 

「気づき」という機能は、

私たちの通常の日常意識や注意力に対して、

少し、メタ(上位)的な位置と働きを持ち、

それらを統合していく能力を、

持っているものなのです。

 

逆にいうと、

普段、私たちは、そもそも、

気づきを持たない状態で、

生活しているといえます。

 

マインドフルネス瞑想を行なうと、

このこと、ダイレクトに、

気づかれると思います。

 

さて、

フリッツ・パールズは語ります。

 

「『気づく』ことは、

クライエントに自分は感じることができるのだ、

動くことができるのだ、

考えることができるのだということを

自覚させることになる。

『気づく』ということは、

知的で意識的なことではない。

言葉や記憶による『~であった』という状態から、

まさに今しつつある経験へのシフトである。

『気づく』ことは意識に何かを投じてくれる。」
(パールズ『ゲシュタルト療法』倉戸ヨシヤ訳、ナカニシヤ出版)

 

そして、

 

「『気づき』は常に、現在に起こるものであり、

行動への可能性をひらくものである。

決まりきったことや習慣は

学習された機能であり、

それを変えるには

常に新しい気づきが与えられることが

必要である。

何かを変えるには別の方法や考え、

ふるまいの可能性がなければ

変えようということすら考えられない。

『気づき』がなければ

新しい選択の可能性すら思い付かない。

『気づき』と『コンタクト』と『現在』は、

一つのことの違った側面であり、

自己を現実視するプロセスの

違った側面である。」
(パールズ『ゲシュタルト療法』倉戸ヨシヤ訳、ナカニシヤ出版)

 

セッションの中では、

クライアントの方は、

マインドフルネスな静かな自己集中を通して、

このような〈気づき〉の状態を、

まざまざと体験していくこととなります。

そして、

自分が、人生で、

刻々と新しい行動をとれる存在であることを、

深く痛感(納得)していくことになるのです。

 

 

①信頼できる、安全な、場の空間づくり

 

さて、まず、ワークでは、
それが行なわれる空間が、
大切となります。


この、場の空間づくりは、
第一には、ファシリテーターの役割です。
そのため、通常、

ファシリテーター(セラピスト)から、

クライアントの方へ、
以下のような事柄が、説明されます。
 
守秘義務や、
その空間でのルール、
取り決め事項、
その場が信頼できる、
安全な空間であることの保証や、
(グループの場合は)
そのことを実現するための、
参加者への依頼事項などです。
 
クライアントの方は、
そのファシリテーターの存在(質)や、
その場への統制力が、
信頼に足るものであるか否かを、
自分の第一の指標とします。
 
さて、これらのことが、
なぜ、重要なのでしょう?
 
ワークが、
効果的に行なわれるためには、
クライアントの方にとって、
その空間(ワークショップ、セッション・ルーム)が、
「安心できる、守られた空間」であることが、
必須となるからです。
 
それでなければ、
クライアントの方は、
安心し、リラックスして、
自分自身の心の底に、降りていき、
深い感覚や深い感情に、
気づいたり、
触れたりすることなど、
できないからです。
ましてや、話したり、
表現することなどはできません。
 

また、安心できる、

信頼できる空間であると、

クライアントの方自身が、

心の底から感じられたならば、

クライアントの方の中から、

ごく自然な形で、

変性意識状態(ASC)というものが、

現れて来ることとなります。

 

そして、その状態は、

自然治癒のような形で、

クライアントの方の、

内的表現を促し、

癒し(統合)を行なっていく、

セラピーの大きな下支えと

なっていくのです。

 

そのためにも、

信頼できる空間であるか否か、

というのは、

とても重要な要素となっているのです。


クライアントの方は、
この部分については、ぜひ、
ご自分の直観や嗅覚を信じてみて下さい。

 

 

②あつかうテーマを決める
 
通常は、
ワークのはじめに、
クライアントの方は、
その場で、
あつかっていきたいテーマを

提出します。
 
テーマは、基本、
気になっていることなら、
何でもあつかえます。
 
大体は、
ワークのとっかかりに、
クライアントの方が、
今、気になっている

生活上の願望や課題を、
テーマに取り上げることを、

おすすめします。

 

そのように、

今現在、生き生きとしているテーマを、

切り口とすると、

クライアントの方にとって、

深いアウトプット(解決、方向性、治癒)が、

より自然に、得られていくことになるからです。

 

・今、自分が、強く望んでいる事柄

・そのことに関する、心の迷い・葛藤・苦痛
人生の中で、達成したい事柄
・最近(また昔から)、気になること(欲求や悩み)

・人生の選択肢で答えが欲しいこと
などなどです。

 

「今、ここで、心の中で高まってきた事柄」

が、あつかうのにもっとも適したテーマです。

それは、

心自身が発しているシグナルだからです。

 

ところで、セッションに来た時点でも、

実のところ、
クライアントの方自身が、
自分の欲求が何なのか、
明確になっていないケースも、
とても多いものです。

「とりあえず、

何か得られそうなので、

来てみました」

というケースです。

それはそれで、全然、かまいません。

 
そのため、
実際のワークのとっかかり(進め方)としては、
今現在、クライアントの方が、
気になっていること(気持ち、出来事)を、
色々と話していかれる中で、
ファシリテーターが、
その話を受けて、
質問をしたり、ポイントを焦点化することで、
ワークのテーマを、
一緒になって、見つけていくという、

パターンも大変、多いのです。
 
ところで、
ゲシュタルト療法のワークにおいては、
以下に見るように、
「今ここ」の感覚に、焦点化して、
そこで現れてくる欲求(感情)に、

丁寧に気づき、
それをたどっていくことで、
必ず重要な核心に、
たどり着けるという、

考え方があります。

 

そこには、

クライアントの方の心身が、

元々持っている内的なシステム、

自然能力(探索・統合・創造・治癒)への、
大きな信頼があるのです。
 

そのため、

はじめに設定するテーマは、

あまり気にしなくてもいいとも、

いえるのです。

 

 

③リラックスして、3つの領域の情報に、気づきをひろげる。

さて、ここからが、
セッションの、
本編に当たる部分です。
おおよそのテーマや、
方向性が決められた後、
クライアントの方の、
テーマが持つ内実を、
探索していく段階となります。
 
ところで、ワークの最中に、
クライアントの方が、
行なうこと(の第一)といえば、
基本的には、

心を静かにして、

マインドフルネスの状態になり、
自分の奥から湧いてくる、
自分の感覚や、
欲求(感情)の動きに、
気づき続けることだけです。
そして、
気づいた事柄を、
話したり、表現していくことだけです。


ファシリテーターは、
そのシェアを受けて、
その体験をさらに深め、

より深い展開をするための、

さまざまな技法的な提案を、
行なっていくのです。
 
そして、
クライアントの方は、
ファシリテーターの提案に、
興味や好奇心が湧いた場合にのみ、

自分の心の表現として、
それが「ピッタリ来た」「好奇心が湧いた」
「妥当だ」

と感じられた場合にのみ、
それらを、実際、
「行なって」みます。

「実験して」みます。

ご自身で、

「より、やりたいこと」が、

浮かんできた場合は、

それを行なっていきます。

 

さまざまな体験や表現を、

・より感じてみたり、
・より気づきの焦点を当ててみたり、
・より大きく表現してみたり、

していくわけです。
 
また、
「気づいてawareness」いくことに関していえば、
心を、マインドフルネスに澄まして、
「3つの領域」(主に、内部領域、中間領域)で、
湧いてくる欲求(感情)を、
敏感に拾いあげ(ピックアップ)ていくことが、
第一に行なうことです。
 
「3つの領域」とは、
ゲシュタルト療法が考える、
気づきの3つの領域のことです。

①まわりに見える、外部領域、
②肉体の中の感覚である、内部領域、
③思考や空想の行き交う、中間領域です。
(→「気づきの3つの領域」参照)
 
クライアントの方は、
たえず、
自分の内・外・中間で起こる、
感覚や感情のシグナルに、
気づきawarenessを、
向けつづけるわけです。
 

そのため、

ワークの際中、
ファシリテーターは、
しばしば問いかけます。
 
「今、何を感じていますか?」
「今、何に気づいていますか?」
「今、何が起こっていますか?」
 

クライアントの方は、
ワークの進行にあわせて、
さまざまな表現行為を、
試してみますが、
常に戻ってくるのは、
この地点です。

 

この地点が、

ワークの、

アルファであり、

オメガであるのです。


「その感じ(感情)を、よく感じてください」
「その感覚
(感情)に、よく気づいてみてください」
 
このようにも、
ファシリテーターは、

言ったりします。

 

その感覚・感情・欲求に、

より焦点化していただくためです。

 

そここそに、

「答え」

があるからです。
 
今ここで、
自分に起きている、
感覚や感情に、
ただまっすぐに、
気づいていくだけで、

プロセスは、自然に進み、

私たちの統合(治癒)状態というものは、
グッと進んでいくものなのです。
 
自分の内的欲求(感情、快苦)に、

今ここで、
刻々、気づいていること、
そこに、

すべての出発点(答え)が、
あるのです。


ゲシュタルト療法が、
「今ここのセラピー」と、
いわれる所以です。
 

思考や空想や連想に、

流されしてまうのではなく、

それらに流されずに、

それらを、

ただ気づいていくという定点(支点)が、

統合と変容をつくっていく、

ポイントであるのです。

これが、

気づき awarenessの力の、

重要性なのです。

 

 

……

 

さて、このあたりの、

ワークの具体的場面(風景)を、
少し、細かく説明しますと…
 
ファシリテーターは、
要所要所で、
上記のように、
クライアントの方の中で、
起こっている、
欲求(感情)について、
問いかけと確認を、
行なっていきます。
 
クライアントの方は、
自分の感覚を澄まして、
3つの領域の、
さまざまな感覚チャネルでの、
欲求(感情)
に気づいていきます。
そして、
ファシリテーターに、
シェア(報告)をします。
 
▼肉体の感覚・欲求に気づく
→お腹のところに、しこりを感じます。
→肩が重くなったように感じます。
→なにか
ムズムズして、声を出したくなってきました。
 
▼視覚/イメージ/ヴィジョンに気づく
→昔の学校のイメージが浮かびました。
→会社のオフィスが
浮かびました。 

 

▼聴覚/声/言葉に気づく
→こんな言葉が思い浮かびました。
誰かの、こんなセリフが聞こえてきます。
→知り合い(親、友達)が、昔、こんなことを言ってました。
 
▼記憶に気づく
→こんな出来事が浮かんできました。
→こんな夢を思い出しました。
 
クライアントの方のシェア(報告)を受けて、
ファシリテーターは
感覚や感情への焦点化や、
その奥にある、
さらなる欲求(感情)を探るための、
さまざまな提案を行なっていきます。
 
そして、

このようなやり取りの繰り返しの中で、
ワークは、少しずつ進んでいきます。
そして、
これらのプロセスを通して、
クライアントの方の、
自己の内部への潜入が、
どんどんと深まっていくのです。

 

また、その過程で、

クライアントの方は、

変性意識状態(ASC)の中に、

知らず知らずに、

いつの間にか、

入っていくことにもなるのです。

(これが、後々、

クライアントの方が、

ご自身で、

変性意識状態に入っていけるスキルに、

なっていくのです)

 

 

④欲求(感情)に気づき、焦点化する

このような、
相互のやりとりを通して、
ワークは進んでいきますが、
クライアントの方の、
欲求(感情)への探索が、

ある程度深まっていくと、
やがて、
少し強い欲求(感情)の塊に
たどり着くこととなります
 
これが、
クライアントの方が、
普段の日常意識では、

なかなか、つかまえられない、

核心的なテーマであるのです。

 

テーマは、

さまざまな形で存在しています。

 

自分の中の、

複数の欲求(自我、能力、才能)が、

バラバラな方向を向いていたり、

競合状態になっているために、

心にストップや制限をかける

「葛藤状態」や、

過去の出来事の中で、

未消化に終わっているため、

心の中で、ストップをかけている、

「未完了の体験」などです。

 

そして、実は、

心自体というものは、

自然 nature の機能として、

それらの制限を解消(解放)して、

より深いレベルの創造性を、

発揮したいと望んでいるのです。

 

身を振りほどくかのように、

より深い自由を、

実現したいと望んでいるのです。

そのために、

シグナルを、

クライアントの方に、

送って来ているのです。

救い出されるのを待っている、

誰か(何か)のようなものです。

 

そして、実際、

この制限の向こうこそに、

大きな創造力の泉が、

湧いているのです。

それは、これまでの人生の中で、

開かれなかった、

開かずの間なのです。

 

そこにこそ、

世界を変える

魔法の剣が、

眠っているのです。

 

さて、ところで、

ゲシュタルト療法では、

心が、このような制限を超えて、

自由を獲得していくプロセスを、

「行き詰まりの層」「内破の層」から、

「爆発の層」への移行として、

公式化しています。

 

いずれにせよ、

心の中には、そのような、

解放と実現を目指す、

指向性があるということです。

 

この指向性を、

自在にあつかう能力を、

クライアントの方に、

獲得してもらうことが、

セッションの狙いにもなります。

 

そして、

このプロセスを、

丁寧にサポートしていくことが、

ワークの本編になります。

そして、

クライアントの方の、

欲しい答え(解決、治癒、創造)が、

得られていくこととなるのです。

 

ところで、

厳密にいうと、「葛藤状態」や、「未完了の体験」というものは、

幾層にも渡って、層状に重なって、

構成されているものなので、
そのテーマの表面に、
たどり着いたという感じです。

 

ここから、

一皮、一皮、剥いて、

その奥にある核心に、

たどり着いていくというのが、

冒険のような、旅路となります。

 

クライアントの方は、

すでに、

変性意識状態(ASC)の中にいるので、

ごく自然に、スムーズに、

(ワクワクしながら、好奇心をもって)

そのプロセスを、

探索していくことができるのです。

 

クライアントの方は、

後で、振り返ってみて、

まるで、映画の英雄のように、

異界(別世界)に、

行ったような体験だったと、

思うことになるのです。

 

ところで、

ゲシュタルト心理学では、
生体(心身)にとって、
緊急の、必要な事柄が、
「図」となって、
知覚の前景に現れて来ると、
考えます。


実際、
ワークの流れでいうと、
(人間の生体というものは、
よくできたもので)
テーマとなっている欲求(感情)は、
それに関係する欲求(感情)を刺激されると、
あたかも異物を吐き出すかのように、
解決したい、奥の欲求(感情)を、

感覚の前景に、
押し出して来るものなのです。
 
そして、

そのように、より感じ、

気づいていくことで、

ワークの中において、

だんだんと、より、
エネルギーと情報が、

流れていくことになるのです。
 
そして、このような、

気づきと表現の繰り返しの中で、

その感情の正体が、
より、つかめて来ると、
心身の深いところで、
エネルギーと情報が、

より変換・増幅されて、

現れてくることになるのです。

 

肉体的に弛緩が起こったり、
小さなアーハ体験(小さなサトリ)が、

訪れてきます。

 

何かが、
「わかった」感じに、

触れるのです。
 
そして、
その得心(欲求や感情)を、
実際に、外部に、

表現してみたりするのです。
すると、
さらに深い納得が、
身体の感覚としても、
得られていくことになるのです。
 
このようなプロセスの繰り返しで、

核心的なテーマ(「創造力の泉」)に向かって、

クライアントの方の探索は、

進んでいくことになるのです。


◆ゲシュタルト療法の介入技法の意味

 (心を可視化する)
 
ところで、
ゲシュタルト療法といえば、
心理療法の世界では、
「エンプティ・チェア(空の椅子)の技法」や、
「身体の動きを使った技法」など、
比較的派手な?技法が、
イメージされがちです。

これらの技法は、
そもそも、
何を狙ったものかといいいますと、
上で見たような、
感覚(欲求・感情)に潜む情報を、
より明確に焦点化し、
促進するために、
行なわれるものなのです。
 
通常、私たちは、

感情生活において、

悶々とした、混然一体化した
さまざまな感情の塊り(葛藤)状態にあり、
その感情の内訳(明細)を、
あまり明確にはとらえられてはいません。

詳細を気づけていないのです。


また、
ワークの最中においても、
さまざまな多様な感情が行き交い、
感情的な混乱が起こり、
これが、
とらえにくくなる場合もあります。
 
そのため、
内的な欲求(感情)探っていても、
その内奥にあるものを、
的確に取り出すことが、
なかなか難しいのです。
 
そのような時に、
技法的な工夫によって、
「心を可視化」するのが、

各種の技法的介入の目的なのです。

クライアントの方の、
欲求(感情)を焦点化したり、
切り分けたり、
整理したりするために、
各種の技法を使うのです。
 
【例】
「その感覚(気持ち)はどんな姿(形、色、感触、冷熱、硬軟)をしていますか?」
「その感覚はなんと言っていますか?」

「その感覚は、からだのどこにありますか?」

「からだのその部分は、なんと言っていますか?」

からだのその部分と会話できますか?

「たとえば、この椅子に、その○○という気持ちを取り出すことができますか?」
「ここに置いたその気持ちは、どう見えますか?」
「たとえば、○○と言ってみる(表現してみる)のはどうですか?」
「実際に、そう言ってみると、どんな気持ちがしますか?」
 

といったような具合です。

このようにして、
欲求(感情)に、
感覚(身体)的な実体性を、
与えることにより、
心の姿を、
より明確にとらえられるように

なっていくのです。

 

また、
その欲求(感情)を表現して、

さまざまな欲求(感情)同士の対話や交流を、

図ることもできるのです。

そして、このことが、
心理的な解決と統合に、
決定的に作用していくことになるのです。

 

 

気づきを深め、欲求(感情)を展開する。体感を通して解決する
 
さて、通常、
クライアントの方の中で、
気づきが得られ、
感情のシフトが起こり、
小さなアーハ体験が起こった後でも、
また、その下に、
さらに別の欲求(感情)が、
残っている(待機している)ものです。

 

心は、幾層にも渡って、

階層状に、構成されているからです。


それら表層上のものを超えて、

ある程度の、

創造力の泉(爆発の層)に触れられるまでを、

ひとつのセッション(ワーク)の、
目標とします。

ところで、

さきにも触れたように、
人間の場合、

心の内容は、
幾層も、層状に積み重なって、
構造化されています。

そのため、
或る心のテーマ(欲求・感情)が、
気づきと表現を通して、解放されると、
その下から、
さらなる次のテーマ(欲求・感情が、

現れてくるのです。

しかし、

このプロセスの繰り返しにより、
心をより深くまで、
探索していけることとなり、

日常生活では予想もできなかったような、

より深い創造力と問題解決を、
得ることができるのです。

 

そして、

この探索の深まり(次元)の深さが、
通常のカウンセリングや、
コーチング、NLPなどと較べた場合の、
ゲシュタルト療法の持つ、
圧倒的な効果の秘密でもあるのです。

 

 

◆変性意識状態(ASC)へのスキル

 

また、

このように、ワーク中、

自己の感覚に、

深く没頭し、沈み込んでいく過程で、

クライアントの方は、

軽度な変性意識状態(ASC)に、

だんだんと入っていきます。

 

それがゆえに、

普段、気づけないことに、

色々と気づけたり、

普段行なわないような表現を、

実験的に行なえるようになるのです。

これは、変性意識状態(ASC)においては、

エネルギーと情報が、

日常意識よりも、

流動化していくためです。

 

そして、

変性意識状態(ASC)の体験自体が、

クライアントの方の深層にある、

潜在能力を、

活性化していくことにもなります。

クライアントの方を、

創造力的な解放と、自由な統合へと、

いざなっていくのです。

 

 

◆体感を通した表現スキルの獲得

 

ところで、また、

ゲシュタルト療法の特徴ですが、

クライアントの方は、
ファシリテーターの提案で、
気づいたことを、

実際に、
「心身で、体感を通して」
表現していくことになります。

このような、

アウトプット(外在化)の方法が、
クライアントの方の、

心身の組織化を促し、

心理的統合の、
決定的な力となっていくのです。

 

それは、
深い気づきを、

頭の中だけではなく、
実際に、

「物理的に」

表現することは、
心身の深い部分に、
「神経的・脳的・エネルギー的」に、

直接作用するからです。

身体動作を通して、
その体感的なエネルギーを通して、
内部(無意識)の情報を、

物理的・神経的に、
書き換えられるからです。

そのため、
要所要所で、
ファシリテーターは、
クライアントの方の、

物理的な表現を、
促していくことのなるのです。
それはそれが、

とても重要な効力を持つためなのです。

 

そして、

クライアントの方は、

ワークの中で、
このような、
気づきと物理的表現、
小さなアーハ体験を、

繰り返すうちに、

やがて、
ひとつの大きな、

感覚的に、
腑に落ちる段階(地点)に、

創造力の泉に、

到達することとなります。

 

小さな「爆発の層」と

いえるものかもしれません。

 

その地点で、
ひと一区切りの、
創造的解決(解消)が、

もたらされるのです。

 

そして、
クライアントの方の、
気づき、ある種のサトリ、
充実感と統合感、

着地感とをもって、
セッション(ワーク)は、
終了していくこととなるのです。

 

クライアントの方にとって、

その感覚は、

自分の本当にやりたいことを、

葛藤や、妨げなく、

できるように感じられる充実感、

もしくは、

自分の欲求が、

ひとまとまりになったような統合感、

焦点化された「まとまり感」として、

感じられるものであるのです。

 

 

⑥現実に、より着地(統合)する
 
セッション(ワーク)の、
最後の段階では、
クライアントの方の、
深い部分から出て来た、
(まだ柔らかい)
新しい欲求・感情や、統合感を、
日常生活で、
充分に活かしていけるか、
確認を取っていきます。

変性意識状態(ASC)の中で、

とらえられた、

その欲求(感情)感覚が、

日常的現実で、

きちんと活かされるように、
調整活動をとります。
 
新しい心の要素(意欲、能力、欲求)は、
今までの心の態勢の中では、
理由あって、
隠されていた自我の、
要素を含んでいます。
 
そのため、
その新しい自我(意欲、能力、欲求)が、
既存の日常生活の中でも、
しっかりと守られ、
新しい力を発揮できるように、
居場所(結界)と防具を持つことが、
大切なのです。
 
そのため、
セッション(ワーク)の最後の場面では、
時間をかけて、

変性意識状態(ASC)から抜け出ていくとともに、

新しく表出された自我(意欲、能力、欲求)と、
既存の自我との、
現実感ある統合を確認していきます。
 
具体的な手法としては、

現実の実務的な場面とのすり合わせや、
(グループの場合などは)
巡回対話の技法など多々ありますが、

長くなるので、
ここでは、省略しましょう。

しかし、

新しい自我を、

たくましく育てていく方向性として、

とても重要な場面(局面)ではあるのです。

 

 

さて、以上、
少し長くはありましたが、

(単純化して書きましたが)
セッションの、
中核的なプロセスを、
ざっと描いてみました。

 

しかし、
実際のセッション(ワーク)は、
クライアントの方の、
さまざまな想いや逡巡を、

探索しつつ、
あちこちに寄せては返す波のように、
行きつ戻りつしながら、
進んでいくものです。

しかし、
漂流しつつ、展開する、
そのプロセスの背後(核心)には、
クライアントの方が、元来持っている、
パワフルで、素晴らしい、創造力の泉が、
必ず待っているものなのです。

 

そして、

このようなセッションの探索を通じて、

クライアントの方の人生は、

確実に変わっていくものであるのです。

 

 

 

※気づきや統合、変性意識状態(ASC)への、

より総合的な方法論は、拙著↓

入門ガイド

『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

および、

『砂絵Ⅰ 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

をご覧下さい。

 

 

 

動画「ゲシュタルト療法と、生きる力の増大」↓


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