【PART1 Basic】ゲシュタルト療法
→ゲシュタルト療法【基礎編】
→ゲシュタルト療法【実践・技法編】
→ゲシュタルト療法【応用編】
→「セッション(ワーク)の実際」
【PART2 Standard】
気づきと変性意識の技法 基礎編
→変性意識状態(ASC)とは
→「英雄の旅」とは
→体験的心理療法
→NLP 普及・効果・課題
→禅と日本的霊性
→野生と自然
【PART3 Advanced】
気づきと変性意識の技法 応用編
→変性意識状態(ASC)の活用
→願望と創造性の技法
→その他のエッセイ
【PART4 当スペース関係】
→フリー・ゲシュタルトについて
→セッションで得られる効果
→なぜ、ゲシュタルトなのか
→メニュー/料金
→著作紹介
→メルマガ登録
→お問い合わせ
夢見の技法
「感覚の速度」。拡張された身体は、通常の身体感覚よりも速い、感覚の速度を持ちます。拡張された身体は、夢見の身体です。
自分の〈感覚の極点〉をイメージしたり、感じたりすること。そこに夢見の力が帯電し、結晶していきます。
魔法入門。ある意味、魔法は存在します。むしろ注目すべきは、リアルな「日常性」という幻想。それはひとつのゲームに過ぎません。それ以外はすべて魔法です。
物語的身体、音楽的身体、神話的身体、そして、アニメ的身体の背後にも、普遍的な「夢見の身体」が存在していると考えられます。
変性意識状態(ASC)を扱うのもスキルとなります。スキルが上達すると、より多様で深いリアリティを得られるようになります。シャーマニズムの伝統はそのことを教えてくれます。
体験を編集すること、夢を編集すること。心理学的な方法論により、そのようなことが可能になります。
「虹の彼方へ」ではなく「虹の彼方から」。実は、そこが重要かつ困難であったりもします。
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→『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』より
(夏の朝…)
夏の朝
嵐すぎ
われるよう
澄みきる
大気のあつさ
海べり
見わたす
真青のあつみ
反射する
目痛い
まぶしさ
砂浜の
鳶たちの点影
啼き声
高く
風ない浜の
照りかえす
陽の
烈しさ
散らばる流木に
歩みの足もと
砂のめり
躯のふしぶし
透きとおす
暑さのうねり
光はらんだ
目路のかなたに
あと刻む
砂のつらなり
陽の奥に
昏い喪失の
わずかに鎮まり
遠く波だつ
野生の
どよめき
重い
ひずむよう
あわいを
聴いていく
…………
岬をめぐる
晴れた入江
鳥影うごく
空の高さ
護岸工事の
かたい重機音
路面の
黒く艶めき
行きあたる
路地に
暑気の
とどまり
褪せた案内に
古蹟をみとめ
石の路を
登っていく
人いない古道の
樹々の繁り
細まる山径を
ながくぬけ
旧蹟の碑
ちいさな展望台に
たどりつく
見渡される
遥かな湾
照りかえす
かがみのよう
しずかな
海
さざなみの
皺のよう
ゆらめき
陽の
凝集する
反射の
白
褶曲する
湾岸のむこう
巨巌の
黒く霞み
浜にたどった
足どりを
さがしている
…………
雨に
うたれていた
夜じゅう
肌つたう
水滴のながれ
せまい窪地に
うずくまり
嵐の来
うちつくす
雨のはげしさ
生である
緊い圧搾に
雨のそこい
漂白されるよう
うたれていた
……………
陽の射す
真黒な翳らい
暑さむせる
籠りのゆらめき
生樹の気の
匂いつよさ
燐のふるよう
視像ちらつき
這いのびる樹々の
清冽ないぶきに
毛孔梳く
浄まりのささり
岬まく
高い山道を
登っている
いただき向かう
蔭ふかい径
分岐をかさね
みなれぬ草の実
見つけている
太古のけはいの
肉底くいこむ
生のはえぎわ
猛ける緑樹の
根をくぐり
草叢の奥
しらずに
藪に迷いこむ
昏い山蔭めぐる
夏草の繁茂
執拗にからむ
悪い蔓の毛ぶかさ
ぬかるむ土の
異臭の泥黒さ
見晴らしもとめ
急峻なけもの径を
渇くよう
あがっていく
苔むす倒木を
跨ぎこえ
巨木の交う
秘かな暗緑の森陰
ぬけていく
見あげる
高い樹冠に
葉蔭ひらき
覗く
濃緑の聳え
鬱蒼の山嶺
射しこむ
陽の
烈しさ
ささめきひしめく暑熱の
白昼のしずまりに
凝視きしみ
砕き
伐りだされる
青空の
原石
ないものの奥に
眩みの
一点
澄んでいく
…………
よせる
潮の泡
洞窟の口あらい
碧の窪み
浪のあかるさ
底うつる
礁の
緑青
(…白熱のよう……)
…………
灌木のびる
巌の小径
四肢で樹枝つかみ
棘だつ草藪を
降りていく
岬をめぐる
昼の山径
綿ちらす
背のある野の草
波うつ
羊歯の葉群れ
巨大な杉の樹生の
翳らいに
陰鬱な林立ぬけ
見おろされる
麓の建物
廃れた白い工場
谿かかる
大きな鉄橋に
かすかにきこえる
役場の
拡声放送
朽ちたバス停に
ふた昔前の
昭和の広告がある
灯りのない
コンビニ酒屋に
埃りをかぶる
土産物たち
草藪ぬけた
熱い余燼に
うつし身の
わずかに凄み
指先に
注視するよう
光が
よせている
……………
………
土地をはなれる
列車に見る
午後の入江
燦燦と
ひたすあかるみに
黒い巌々の
奇岩の姿
見つめる
砂浜の
遥かに
つらなり
澄みきる
大気のあつさに
海べり
見わたす
真青のあつみ
反射する
目痛い
まぶしさ
水平線の
彩り透ける
碧翠に
鉱石のよう
硬い
恍惚
きこえる
詠唱の
かすかな歌声
儀式の終わりに
樹々の下
露営をたたみ
雨の痕
濡れた敷布を
ぬぐっている
道具をしばり
ゴミをひろい
囲んだ火のあとに
土を戻していく
撒かれる
祈りの言葉
のぼっていく
水底の泡だち
いくすじもの水沫に
身うちの
さざめき
透きとおり
像をなす
けばだち
飛沫
過ぎさった
車内の音声に
遅れて気づく
担ぎあげる荷物の
なれた重さ
乗換駅に
山気はただよい
人いない階段を
あがっていく
→『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』より
(春の蒼…)
春の蒼
くらい
薄墨のよう
朝まだき
雪頂く巌の
遠い峰々
あおぐ麓の
大気の
澄みきり
霜凍る
寒さの
きびしさ
肌をそばだつ
樹陰に
黒ずむ径を
降りていく
葉枝にふれる
かすかな
鳥声
黙だすよう
しずんだ樹皮の
かわく匂い
蔭にうかぶ
荒れた岩の
ひえたけはい
繁みかかる
樹々の下を
ぬけていく
遥かに見おろす
谿底の
ほそい流れ
不眠によせる
夜の潜伏を
まどろむよう
たどっていく
…………
夜の峰々に
浮かぶ
黒い稜線
越える峠の
たかい草藪に
忍ぶよう
径を
追っている
照らす
月明かりに
刻まれた
何者かの
足痕
澄んだ藍色の
流れる底
夜の指さきに
なぞられる
獣の
掻ききず
草叢の
ふかい繁みを
延々と
つけていく
跡をさぐり
糞をみとめ
毛のおちた
ぬた場を
たしかめていく
冷えた土の
わずかの紊れ
そよぐ草木の
夜風にきえる
匂い
痕のあるじを
追ううちに
あるじの
分身に
なっていく
かるい枯葉を踏む
急坂の小径
丈高い草枝の
その奥に
まじかなけはい
嗅ぎつけ
過ぎた像を
粘るよう
黒闇に
見凝めていく
湿った土くれの
黴の臭い
霜の割れる
かすかな繊音
かじる樹の芽の
ひろがる苦さ
波うち震える
月の光りを
毛深くまとい
地を這う何者かの
ひそめる
息づかいに
なっていく
照らされる山林の
奥まる胎内に
駆られるよう
攀じてゆき
山峡に
根太く
曝される
まさかりのよう
夜気の群れ
肉のからだの
あかるく膨らみはじめ
背骨をのぼる
樹液の
まばゆさ
狭くなる
いそがれる山径の
産道のよう
険しいさきに
ひしめき
凝集する
繁茂の
息ぐるしい
光点
はいりこみ
痕なくきえ
肉厚いひろがりの
ましろな
暑熱に
なっていく
………
…………
薄墨のよう
くらい
朝まだき
雪の峰々の
遠いつらなり
黒い麓の
凛冽なけはいに
大気の蒼の
かたくさえ
樹々の黙だしに
寒さの
きびしさ
仄白い
根方の傷に
夜になくした
痕跡
見つけている
霜のくだけた
水の匂い
枝さきの
つめたい葉脈に
生を濃くする
夜の疾駆を
透かしている
音なくあがる
たかい羽ばたき
森蔭に
肌を梳くよう
いぶきの
醒め
岩間に翳す
ちいさな花弁の
晴れた面ざし
奥処に
澄みきる
予兆の
葉群れ
径々に
やがてくる
陽のかわきを
嗅いでいく
→『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』より
(雪粒の…)
雪粒の
風疾さ
指あたる
ふぶきの
唸り
捲き風の
肉擦るよう
熱うばい
視界を紊れる
粉塵の
ぶ厚さ
雪しろく
舗道を
埋まり
緊めるよう
群がる
埋葬の
冬凍土
降るものの
白と白のあわい
ふと吹きぬけ
夜の奥に
嘲けりのよう
透ける
光の痕
けぶれるさきを
射るよう
見入っていく
………
影ない
白い路面
駅むかう
ながい通り
壊れた看板の
転がり
靴ひたす
氷の泥濘
濡れた足先の
凍えに
くらい渇きが
澱むよう
沈んでいる
たどりついた
漂着の
下層の
ふき溜まり
垢じみた
労役の
うす汚れた
空無を
ぬけていく
かつて眺望した
境涯をはなれ
底辺の
塵のよう
穢土を
降りている
懐かしい様式の
昭和のビルの
つらなり
壁面の
かがみのよう
濡れて
見透かすさきに
知らなかった
夭折を
憶いだす
橋梁の下の
吹きこむよう
真黒い
排口
雪に撓まる
樹々のしなだれを
穴のよう
ぬけていく
………
山峡の
きえかけた径を
わけていく
つづく雨は
傾斜きつい
ぬかるむ古道で
雪となる
見あげる巨木の
高い枝々
風捲きあげる
粉塵の
紊れた舞い
濡れる樹皮に
ふぶきの塊まりの
吹きつけて
瞬くまに
樹林を覆う
ましろな
酷烈
埋まる小径に
峠の
ながい迂廻を
たどっていく
けぶれる視界を
踏みまよい
とだえた標を
さがしている
降りしきる
山路にうかぶ
飢餓のよう
息づき
しみる氷片の
もげるよう
水ささり
雪の渓流
白い苔の巌々に
胎動する
かすかの疼き
うつし身の
剥がれ
透かされ
裸にされ
肉の身の
奥に
ふと
羽根のよう
火の
臨在
生のあえぎの
いそがれて
発熱する
凝視の
脈くらむよう
あかるさに
視えない
陽光が
濃くなっていく
巨岩に
妊み
膨らむ
生の胚
樹林の氷柱に
吹きぬけるよう
眼ざしの
雫し
しろい小径に
焼けどのよう
靴あと
つけていく
…………
街道沿いの
公園
まばらに立つ
旧蹟の碑
ひとけない
雪の残りに
芝生はねる
寒雀
覆うよう
巨きな樹木の
生い繁り
古くに組まれた
敷石を
降りている
樹間の籠りに
湿った草木の匂い
濡れた石組み
ひろがる池に
とおい飛石を
眺めている
逃れた
生のあわい
散らばる
苔の岩たち
死者と生者を
わかつもの
ひえた地面の
冴えた昏がりに
冬陽の
かすかに燦ざめき
肉の身の奥を
不壊のよう
ささえる
しらない白日
かわく肌のした
苛々と
はやまり
覚めていく
発芽のよう
微熱を
注視するよう
あつめていく
(蜂の音…)
蜂の音
夏野の
つらなり
点々と
雫する
花さき
匂い
すばやく宙切る
黒の描線
塗りこむ
大気の暑さに
さざめく
陽光
ちりちりと
ひたすあかるみの
燦々と
視覚くらみ
白日の奥
ひかりさしぬく
野の径に
暗鬱の
一滴
さまよわせている
首つたう
汗のひとすじ
恃んだ肉の
莢のようしない
きつい土手を
ぬけるよう
這いあがる
藪の根のちかく
斥候のよう
身をひそめ
地熱に濃くなる
茎のあいだに
草の青みを
見入るよう
嗅いでいく
…………
夏岳の麓
遠く見る
なだらかな山裾
古びた廃線の
黒い高架
国道をはなれ
雨痕かわく
朽ちた集落を
ぬけていく
ひとけない山蔭の
饐えた小径
枝かたい藪を
わけいり
遺棄された畑を
見おろしている
土もろい勾配に
延びる山径
樹林のさきに
尾根の後背が
息づいている
………
見渡す
峠のつらなり
とおい山峡に
流れる銀の
ひとすじ
緑濃い
急峻な岩間に
うねった樹根
指をかけ
高みからおしかかる
巨きな岩盤
攀じている
憑かれた四肢の
胆汁の
かなしみ
角ばった石の径に
損耗した
肉の重みを
擦るよう
運んでいく
頂きちかくの
正午の
しずまり
照りかえし
凝集する
陽のあつさ
とりつく岩々の
白いめまいのよう
かすみ
真昼のそこを
焦げつくよう
透けていく
けぶれる
塵埃
陽の射す
石のさきざき
岩肌に
飛沫する
火傷のよう
午の痕
高くまみえる
山塊の
見あげる
峻嶺に
巌々に
崖をこえ
凝視ふみいる
空の奥
澄みきった碧の震度に
知らない記憶を
たどっている
だから
風の
故意のしずまり
くらい囀づり
灌木のあいだに
かたい陽ざしの
照りかえし
ひらけた岩場の
擦過する
無音のふるえに
なっている
足を切る
低樹の小枝
尾根づたいに
斜面ゆき
大気の厚みに
腱のうずきを
ぬけていく
かれついた白昼に
まばゆいものの
不意の
まぢかさ
視つめている
見遥かす
峰々のつらなり
かぐろい峡谷の
古代の鬱然
躯の奥に
尾根むこうの
遠い芯
つながり
梳けるよう
在りかを
さぐっていく
……………
蜂の音
夏野の
つらなり
葉群れうつ
黒の描線
塗りこむ
大気の暑さに
白日の
蜜のよう
陽光
風ない小径に
樹々のあいだ
積乱雲のましろを
おっている
岩盤むきだす
昏い威容
いそがれる
径ゆきに
巨岩の群れの
野生の
あらがい
樹間の
群生うつり
ぬけていく
草叢ひそむ
青や白の
ちいさな花弁
身のうちに
濃くなる
陰画のよう
黒薊
視野をかすめる
またたく
翅音
しずまり
待機する
肉さやけさに
痛みのおく繁茂する
光のけはい
見つめていく
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- awareness
- BPM
- NLP
- self-remembering
- X意識状態(XSC)
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