〈流れる虹のマインドフルネス〉 潜在意識の活用で、自己実現と自己肯定感を創り出す

潜在意識を科学的に活用する    〈流れる虹のマインドフルネス〉で         自己実現と自己肯定感を創り出す              フリー・ゲシュタルト・ワークス 〈変性意識〉と〈ゲシュタルト療法〉で、     あなたのビジネス、アート、コーチング、カウンセリング、NLPに         本物のつきぬけた魔法(超効果)をもたらします

潜在意識を科学的に活用する
   〈流れる虹のマインドフルネス〉で
        自己実現と自己肯定感を創り出す
           フリー・ゲシュタルト・ワークス
〈変性意識〉と〈ゲシュタルト療法〉で、
    あなたのビジネス、アート、コーチング、カウンセリング、NLPに
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フリー・ゲシュタルト・ワークスは、
「実践的心理学」―ゲシュタルト療法―
をベースに、
・目標達成による願望実現
・卓越したパフォーマンスの発揮
・他人への影響力の増大
・抜きんでたアウトプット(成果、結果)の創出
・自信や意欲、自己肯定感の向上
・人間関係や心の葛藤解決
・能力と創造性(天才性)の開発
・めざましい直観力の伸長
・意識や知覚力の拡張(変性意識技法の習得)
など、
心の能力を育て、増大するための、
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また、能力・創造性開発の、
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変性意識状態(ASC)と、ゲシュタルト療法)を、
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シュルレアリスム

ホドロフスキー氏とサイコ・シャーマニズム


◆知らされた消息

昔は、
アレハンドロ・ホドロフスキー監督といえば、
ジョン・レノンが惚れ込んだ、
『エル・トポ』や、
その後の『ホーリー・マウンテン』などの、
カルト・ムービーの映画監督として、
有名でした。

その後は、
『サンタ・サングレ』など、
わずかな作品の紹介はありましたが、
長く、その消息を耳にすることもなく、
彼が、活動しているのか、していないのかさえ、
分からない状況でもありました。

(昨今では、
その多様な作品や活動が、
知られる状態となっており、
昔日の状況を思うと、
少し不思議な気持ちにさせられます)

さて、長く、
そのような状態であったため、
自伝として届けられた、
『リアリティのダンス』(青木 健史訳/文遊社)は、
ホドロフスキー氏の、
その間の消息を伝えてくれる、
貴重なドキュメントとなっていたわけです。

そして、その内容は、
『エル・トポ』以前も、以後も、
彼が、実に濃密で、
精力的な活動を、
生涯の探求として
推し進めていたことを、
知らせてくれるものでもあったのです。


◆サイコ・シャーマニズム

さて、
その自伝的な内容ですが、
シュルレアリスム(超現実主義)や、
パニック演劇との関係など、
アート系の活動は、
比較的、予想がつく範囲内での、
内容であったわけですが、
その延長・周辺で、
さまざまな精神的探求の活動も、
同時に推し進めていたというのは、
驚きでもあり、
納得的な事柄でもありました。
(『サンタ・サングレ』は、
心理療法的な物語でした)

そして、
(本物らしき?)カルロス・カスタネダや、
アリカ研究所のオスカー・イチャーソなど、
その関係での、
人々との交流や、その描写も、
とても興味深い内容となっていたのでした。

中でも、
多くの紙数を割いている、
サイコ・シャーマニズム、
サイコ・マジック関連の記述は、
その内容の具体性からも、
方法論的な見地からも、
大変貴重なドキュメントとなっているものです。

当スペースのように、
心理療法や、変性意識状態(ASC)、
シャーマニズムや、創造性開発を、
方法論的なテーマにしている者にとっては、
特に、そうであったわけです。

ところで、
彼のいうシャーマニズムとは、
いわば、
「本物のシャーマニズム」です。

通常、現代社会の中で、
シャーマニズムという言葉が、
方法論的な概念として使われる場合、
 (当スペースなどもそうですが)
多くは、その構造的なモデルを、
利用するために使われているものです。

変性意識状態(ASC)を含んだ、
意識の運動性や、
心理的変容を描くのに、
シャーマニズムのモデルが、
とても有効に働くという、
見地からです。
内容紹介 拙著『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

それは、必ずしも、
伝統社会のシャーマニズムのように、
信念体系(世界観)として、
使われているわけではないのです。

そのような意味では、
ホドロフスキー氏のシャーマニズムは、
本物のシャーマニズムにより近いもの、
もしくは、
本物のシャーマニズムとなっているわけです。

そこでは、精神が、
物質の情報を、
書き換える力を持つことを、

もしくはその区分が無いことを、

前提と(確信)しているものでも、
あるからです。

まさに、
マジック・リアリズム(魔術的現実主義)、
なわけです。

そして、もし、
ホドロフスキー氏の施術が、
事実であるとしたなら、
私たちは、
物質・精神・情報についての、
近代的な世界観を、
少し考え直さなければならない、
というわけなのです。

そのような意味においても、
本の中では、
施術のディテールを、
詳細に、記してくれているので、
その点でも、非常に参考となるものに、
なっているわけです。

そして、
その可否や評価については、
各人が、
さまざまな自分の経験を通して、
検証していくしかないものと、
なっているのです。


◆心と信念の影響範囲

さて、
この最後の点(世界観)についていえば、
前回、取り上げた、
NLPの神経論理レベルの中における、
信念(ビリーフ)などとも、
関係して来る事柄といえます。
NLPニューロ・ロジカル・レベル(神経論理レベル)の効果的な利用法

NLPの、
神経論理レベルにおいては、
「信念」という階層が、
実現可能性(できる)の上に、
位置しています。

このこと(世界観)は、
通常、人は、
信念の内あることのみを、
実現できる、
ということを、
意味しているわけです。

信念が、
人のリアリティの範囲を、
確定していくという、
世界観です。

ところで、
ホドロフスキー氏の、
サイコ・マジックを原案にし、
彼自身も出演した映画、
『Ritual(邦題ホドロフスキーのサイコマジック・ストーリー)』
では、
主人公が、
癒しのために受ける儀式(施術)に対して、
恋人の男が、しきりに、
「信じるな」と、
連呼します。

彼の世界観では、
魔女のような施術者が行なう、
儀式などは、迷信以外の、
何ものでもない、
というところなのでしょう。

そして、
映画の最後は、
主人公の儀式(施術)を妨害して、
台無しにした結果、
その恋人が、
主人公に殺されてしまうという、
結末となっています。
(本当は、この施術の結果として、
主人公の苦痛と妄念は、
取り除かれるはずたったのです)

つまり、
恋人の男は、
「信じない」ことによって、
自らの命を、
落としたともいえるでしょう。

では逆に、
彼が、信じていた世界とは、
果たして、どのような世界だったのでしょう。
主人公や、施術者が、信じる世界より、
彩り豊かな世界だったのでしょうか…


さて、
ホドロフスキー氏の作品や活動は、
この他にも、
非常に多岐に渡っていますが、
そのどれもが、
現代社会を覆う、
私たちの制限的な信念(リミティング・ビリーフ)を超えた、
生や現実の豊かさを、
教えてくれるものとなっているのです。

そのような意味において、
ホドロフスキー氏の世界は、
現代では数少ない、
本物のマジック・リアリズム、
となっているわけなのです。



※気づきや統合、変性意識状態(ASC)への

より総合的な方法論については、拙著↓
入門ガイド
および、
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【PART1 Basic】ゲシュタルト療法
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禅と日本的霊性
野生と自然

【PART3 Advanced】
気づきと変性意識の技法 上級編
変性意識状態(ASC)の活用
願望と創造性の技法
その他のエッセイ

【PART4 当スペース関係】
フリー・ゲシュタルトについて
セッションで得られる効果
なぜ、ゲシュタルトなのか
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ロートレアモン伯爵と変性意識状態

さて、前回、
セックス・ピストルズを例にとって、
私たちにとって、可能な、
覚醒のあり様について、
考えてみました。
なぜ、セックス・ピストルズは、頭抜けて覚醒的なのか

また、以前には、
リルケが、
天使的な領域について語ることを素材に、
私たちの変性意識状態(ASC)や、
その意識拡張のあり様について、
見てみました。
リルケの怖るべき天使 〈美〉と変性意識状態

今回は、
それらに関係するテーマで、
ロートレアモン伯爵(本名イジドール・デュカス)を取り上げ、
変性意識状態(ASC)や、
私たちの意識拡張の様態、
自然発生的なシャーマニズム(夢見の技法)などについて、
考えてみたいと思います。

ところで、
ロートレアモンの作品は、
(『マルドロールの歌』『ポエジー』の二作品だけですが)
19世紀後半のフランスに、
忽然と現れ、
文学の歴史の中においても、
非常に、孤絶した、
他に類例を見ない作品となっています。

南米の領事館で働く父のもとに育った子どもが、
思春期を、フランスの寄宿舎で生活した後に、
孤独な夢想のうちに記した作品でもあるので、
社会的文脈を求めるのも、無理な話なのかもしれません。
その作品は、24歳という、彼の早い死の後、
数十年経ってから、
歴史的に発見されたものなのです。

『マルドロールの歌』は、
奇妙な作品です。
孤独と無限を感じさせる宇宙性、
奇怪で美的な暗喩(メタファー)、
夢と渇望、悪と逃走、変身と旅などを主題に、
普通の文学には見当たらない、
不思議な透過性と屈曲を持つとともに、
私たちの心の、
最も深い部分に触れて来る、
天才的な作品となっているのです。

しかし、それでいながら、
その作品が、
どこか非常に遠いところからやって来た印象、
通常の私たちの心の次元を超えた拡がりを、
感じさせるような、
神秘的な性格を有するものと、
なっているのです(※注)。

そして、そのような、
ロートレアモンの作品の謎に対して、
文芸批評的なアプローチでは、
およそ不満足な結果しか得られていない、
と感じるのは、おそらく、
筆者一人だけではないと思われるのです。

しかし、
文芸作品などをあまり読まない、
普通の感性豊かな人(特に若い人)が、
『マルドロールの歌』を読んだ場合でさえ、
強い衝撃を覚えるというのは、
文学的なゲームとは関係のないところで、
この作品が持っている、
ある特殊な性質に、
人が触れるからであると考えられるのです。

そこには、
当スペースが、
テーマとしているような、
変性意識状態(ASC)や、
意識拡張の様態などに関係する、
さまざまな興味深い秘密があると、
考えられるのです。

(※注)世の中には、そのような神秘性を、
読み取れない類いの人間もいて(たとえば、カミュなど)、
ジョルジュ・バタイユも、
その不感症について、意外なものとして、
言及したりしていますが、
字義通りにしかものを読めなかったり、
暗喩的な心理(意識)領域を理解できないということの、
構造的な理由も、
ここで取り上げるテーマと、
関係している事柄ではあるのです。


◆無意識の間近さ

彼の作品は、死後に、発見される形で、
歴史の中に姿を現しましたが、
最初期に、彼を見出した人々が、
その作品を、狂気の人の書であると感じたのは、
ある意味では、正しい直観でした。
フロイトが、登場する前の時代でした。

そして、彼の作品が、
一種、精神病圏の要素を感じさせるというのは、
アウトサイダー・アートとの共通要素からいっても、
妥当であるともいえるのです。

加工されていないような、
ナマな無意識との接触感、
高電圧的で、剥き出しの直接性の感覚は、
世のアウトサイダー・アートと、
大変近い性格を持っているのです。

ところで、
哲学者のガストン・バシュラールは、
彼の作品に見られる、動物的世界との親和性について、
特筆しました。
しかし、その本質的な間近さという点だけをいうなら、
実は、植物や鉱物の世界とも、
充分すぎるほど、近い世界を持っているのです。
以前、LSDセッションにおいて、
鉱物と同一化する人の事例を取り上げました。
『生物都市』と鉱物的な変性意識状態(ASC)

実際、
そのようなLSDセッションにおいては、
鉱物にかぎらず、
さまざまな動物や植物と同一化し、
その圧倒的で緻密な生態を、
通常ではありえない形で、体験する事例が、
数多く存在しています。
そして、それらの報告の多くは、
『マルドロールの歌』における、
アウトサイダー・アート的な手触りと、
類似した性格を、
どこかに感じさせるものでもあるです。

また、ル・クレジオは、
ロートレアモンの言葉に、
未開部族の言語との類縁性を感じ取りました。
その言葉の持つ、原初的な性格を、
指摘したわけです。

これら、アウトサイダー・アートとの近似性や、
動物植物世界との水平的な間近さ、
原初的な世界との類縁性という特性は、
そのまま、当スペースで考える、
シャーマニズム的な要素として、とらえることも、
可能な要素なのであります。

そして、
そのように考えてみると、
ロートレアモンが活動する領域を、
それとなく、囲っていくことも、
できてくるわけなのです。

そうなってくると、
そもそも、私たちが、
ロートレアモンを読む時に真っ先に感じる、
奇妙な眩暈の感覚や、
意識の変容状態が、
何に由来するのかということも、
少し見えて来るわけなのです。

彼が、シャーマニズムと、
変性意識状態(ASC)の土地である、
南米で育ったというのも、
意味深い偶然となって来るわけです。


◆変異した時空の意識

さて、以前、
私たちが、
高度に集中した際に起こる、
特異な意識状態である、
フロー体験について、
取り上げました。
フロー体験とフロー状態について

「…これらの条件が存在する時、
つまり目標が明確で、
迅速なフィートバックがあり、
そしてスキル〔技能〕と
チャレンジ〔挑戦〕のバランスが取れた
ぎりぎりのところで活動している時、
われわれの意識は変わり始める。
そこでは、
集中が焦点を結び、
散漫さは消滅し、
時の経過と自我の感覚を失う。
その代わり、
われわれは行動を
コントロールできているという感覚を得、
世界に全面的に一体化していると感じる。
われわれは、
この体験の特別な状態を
『フロー』と呼ぶことにした」

「目標が明確で、
フィートバックが適切で、
チャレンジとスキルのバランスがとれている時、
注意力は統制されていて、
十分に使われている。
心理的エネルギーに対する
全体的な要求によって、
フローにある人は完全に集中している。
意識には、
考えや不適切な感情をあちこちに散らす余裕はない。
自意識は消失するが、
いつもより自分が強くなったように感じる。
時間の感覚はゆがみ、
何時間もがたった一分に感じられる。
人の全存在が肉体と精神のすべての機能に伸ばし広げられる。
することはなんでも、
それ自体のためにする価値があるようになる。
生きていることはそれ自体を正当化するものになる。
肉体的、心理的エネルギーの調和した集中の中で、
人生はついに非の打ち所のないものになる。」
M.チクセントミハイ『フロー体験入門』大森弘監訳(世界思想社)

この状態においては、
私たちの意識は、
一種の、拡張された状態に、
入っていきます。
そこにおいては、
時空の感覚に変化が起こって来ます。

時空の感覚は流動化し、
時間は速くなったり、遅くなったり、
空間は伸びたり、縮んだりします。
知覚は澄みきり、
ミクロ的な、微小な対象にさえ、
完璧で透徹した注意力が、
行き届くように感じられます。

たとえば、
山で遭難事故に陥った、或る作家は、
その危機の中で、
フロー的な意識に移行した時の状態を、
「そのときの僕なら
三〇歩離れたところから、
松の葉で蚊の目を射抜くことさえ
絶対できたはずであると、
今も確信している」
(シュルタイス『極限への旅』近藤純夫訳、日本教文社)
と表現しています。

ところで、
モーリス・ブランショは、
ロートレアモンの作品の持つ、
その明晰さについて、
言及しました。

しかしながら、
ロートレアモンの持つ明晰さというのは、
単なる論理的に辻褄を合せる明晰性だけではなく、
その背後に、
過度に透徹した意識状態、
フロー的な変性意識状態(ASC)が、
存在していると考えてよいのです。

それが、私たちが、
ロートレアモンを読むときに、

まずは引き込まれていく、
奇妙に歪んだ時空感覚、

夢と覚醒感がないまぜなった、
透視力的な性質の由来に、
なっていると思われるのです。

実際のところ、
フロー体験の研究においては、
創作的活動の中で、
芸術家が没入していく、
さまざまなフロー体験、
意識状態についての事例が、
各種、集められています。

たとえば、カフカなども、
創作している最中に、
シュタイナーのいう、
透視力的な状態に入るように思われると、
彼本人に話したと、
日記に、記しています。

そのように、
創作における、
フロー体験自体は、
多くの人に見られる事例であり、
決して稀なことではないのです。

ただ、それが、
『マルドロールの歌』におけるように、
作品の特別な性格として、
刻印されるということは、
稀有な事例であるのです。


◆天使的狂熱、または拡張された意識

さて、
このようにして見ると、
ロートレアモンが、
偶然的な資質であれ、
多様な意識の可動域を持ち、
さまざまな変性意識状態の諸相を、
流動的に渡っていった痕跡が、
見えて来るのです。

原初的な動植物世界から、
人間世界までの諸領域を、
また、無意識的な深層から、
日常意識までの諸領域を、
流動化した意識の可動域として、
シャーマン的に、旅している構造が、
見えて来るのです。

それが、彼の異様なまでの自由さ、
融通無碍の要因のひとつであると、
考えることもできるのです。

シャーマニズムの基本的な構造とは、
シャーマンが、脱魂(エクスタシィ)して、
魂を異界に飛ばして、
そこから、何か(情報、力)を得て、
こちらに戻って来るという、
往還の形式にあるからです。

ロートレアモンも、
偶然的・変形的なタイプであれ、
アーバン・シャーマニズムとして、
その想像力的な体験領域を通して、
変性意識の諸相を渡り、
その旅程を、作品に、
刻み込んだのだといえるでしょう。
それが、
不思議な奥行きを持つ、
文学では見たこともない、
宇宙的な空間、天使的な空間を、
生んだともいえるのです。

また、一方で、
ロートレアモン本人が、
自分の作品の持つ、天才的な性質を
理解していなかったという点も、
重要な事柄です。

彼の旅程は、
意図的に行なわれたわけではなく、
想像力的な空間を経由することで、
図らずも、変性意識状態の中に入りこみ、
前人未踏の世界(空間・状態)に行き、
その痕跡を閉じ込めることになった、
という次第なのです。

その後、彼が、
『マルドロールの歌』への否定や反動として、
『ポエジー』を書いたことは、
重要な事柄です。

これは、彼が、
後の手紙で述べているような、
善悪の扱い方だけの問題ではなく、
強度な変性意識による異界的体験への、
反動(怖れ)と考える方が、
自然なことでもあるのです。

このような振る舞いは、
精神のバランスをとるためにも、
ある面、必要なことでもあり、
事例(行動、症状)としては、
とてもありがちな事柄なのです。


◆夢見の技法

さて、以上、
話を分かりやすくするために、
いささか細部を誇張(増幅)しましたが、
ロートレアモンの作品を素材に、
創作における、
意識拡張の可能性や様態について、
考えてみました。

ここから、
私たちが学び取れることは、
何でしょうか。

拙著『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法』では、
「夢見の技法」と題して、
私たちが、ある種の変性意識的な、
意識の均衡状態を利用して、
創造的なアウトプットや、
意識拡張を行なう方法論について、
検討を行ないました。
内容紹介『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

当スペースでは、
ロートレアモンの作品は、
確かに特別なものではありますが、
そこに見られる、
体験領域や、探求方法は、
私たちにって、
閉ざされたものではないと、
考えているわけです。

私たちは、皆、
彼のように、
未知なる夢見の探求を行なうことが、
できると考えているわけなのです。

そのような意味合いにおいて、
彼から霊感を受け、
自分たちの守護神の一人と見なした、
超現実主義者(シュルレアリスト)たちの、
万人に開かれた創造(創作)、
という考え方は、
(その具体的な方法論には、
いささか疑問があるにせよ)
正しい直観であったと、
思われるのです。

ロートレアモンの作品には、
そのようなことを、
人に促す(信じさせる)ような、
創造性の嵐があるのです。


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