『20世紀少年』という映画がありました。
近未来を描いた漫画原作の映画ですが、
その中に、
「ともだちランド」という施設が登場します。
それは、
謎の指導者「ともだち」による、
一種の矯正施設なわけですが、
その中には、
さらにボーナス・ステージとして、
ヴァーチャル・アトラクションというものも、
存在しています。
そこで、人は、
頭に電極をつけられて、
仮想現実の世界に、
送り込まれることになるのです。
送り込まれる仮想世界とは、
不思議なことに、
謎の「ともだち」が、
子供の頃に生きて、
体験していた、
そのままの世界なのです。
そこにあるのは、
「ともだち」や、
その友人たちが経験していた、
過去の出来事の世界なのです。
そこには、
変わることなく、
かつての過去の出来事そのものが、
再現されているのです。
さて、実は、
私たちの夢の世界も、
この「ともだちランド」に、
似たところがあります。
夢の表面的な部分を取り除いて、
夢の深い部分に入っていくと、
そこには、
私たちの体験した過去の出来事が、
何ひとつ変わることなく、
存在しているのです。
そのため、
夢の世界にアプローチして、
そこに介入することは、
私たちの自分史を作っている、
過去の出来事そのものを、
書き換えることにもなっていくのです。
私たちというものは、
自分の歴史(過去経験した出来事)の上に、
成り立っているものです。
今の私たちの行動は、
過去の出来事の影響(結果)として、
存在しているのです。
そのため、
過去の出来事そのものを、
書き換えるということは、
今の私たちの基底にあるプログラムを、
書き換えることにもなるのです。
そうすると、
(未来の)私たちも、
変わってしまうことになるのです。
実際、このように、
過去を書き換えることは、
可能なのです。
それは、なにも、
夢の素材を利用しなくとも、
可能なことなのです。
そして、そのことは、
さまざまな側面で、
過去の出来事に縛られている、
私たちの人生を変える(一変させる)、
大きなきっかけに、
なっていくのです。
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