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マジック…

テイクを繰り返し、

「何が足たりない?」と聞くと―

(キューブリック)は、

「マジックだ」と。

トム・クルーズ





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「ワーク」とは Ⅳ 通過儀礼とコミュニタス

さて、

「ワークとは」では、

そのセッションの体験過程について

見ました。

 

ここでは、

その構造とプロセスが、

どのようになっているのかを、

少し普遍的な視点から、

見ていきたいと思います。

 

ここで、

ひとつ参考になるモデルがあります。

人類学者ファン・へネップが記し、

ヴィクター・ターナーが、敷衍した

「通過儀礼」の過程についてのモデルです。

 

それによると、

通過儀礼に参加する者は、

次の3つのプロセスを経て、

通過儀礼を完了していきます。

 

分離・離脱(separation)

周縁・境界(margin/limen)

再統合・集合(aggregation)

です。

 

儀礼の参加者は、

①まず、構造化された日常生活(日常性)から、切り離され、離脱します。

②次に、境界状態(リミナリティ)にある、非構造的・コミュニタス的な存在に、

変容していきます。

この状態は、日常性の文脈(意味)が、

相対化(無化)された、曖昧で、両義的な状態です。

③再び、構造化された世界に戻ってきます。

このようなプロセスを経るというわけです。

 

実は、このようなプロセスは、

ゲシュタルト療法のワーク(セッション)におけるプロセスと、

大変似通ったものと、なっているのです。

 

ワークの体験過程においては、

①まず、ワークのセッション空間に入るということで、

 クライアントは、普段の日常性から切り離され(離脱)ます。

②次に、ワークが、進展していくと、

クライアントは、感覚的な没入状態から、

軽度の変性意識状態に入りこみます。

それは、リミナリティとコミュニタスの領域であり、

そこは、意識と無意識との交流が起こっている状態です。

③ワーク終盤では、無意識からの力(資源)を持ち帰りつつ、

日常的な自我と、統合をはかっていきます。

 

以上のように、

ワークの体験過程自体が、

ある種の通過儀礼的な過程(構造)を、

持っているのです。

 

ところで、

V・ターナーは、上記の過渡的状態、

境界状態(リミナリティ)に現れる、

存在状態を、「コミュニタス」と呼びました。

そして、

社会におけるコミュニタスの機能を、

構造化された日常性や社会に、

対置したわけですが、

そのコミュニタスの特性を、

さまざまに記しています。

 

「コミュニタスは、実存的な性質のものである。

それは、人間の全人格を、他の人間の全人格との関わり合いに、

巻き込むものである」

「コミュニタスは、境界性(リミナリティ)において、

社会構造の裂け目を通って割り込み、

周辺性(マージナリティ)において構造の先端部に入り、

劣位性(インフェリオリティ)において構造の下から押し入ってくる。

それは、ほとんどいたるところで、

聖なるもの、ないし"神聖なるもの"とされている。

恐らく、それが構造化され制度化された諸関係を

支配する規範を超越し、

あるいは解体させるからであり、

また、それには未曾有の力の経験が

ともなうからであろう」

(ターナー『儀礼の過程』冨倉光雄訳 新思索社)

 

ここでは、コミュニタスの力が、

社会の構造を、再編する力として、

さまざまな社会階層から、

流入する姿が描かれていますが、

これは、心のモデルとしても、

同様に見ることができます。

 

既存の日常意識の構造に、

沸騰した無意識の力が交錯し、

心の構造そのものを、

刷新・再編するプロセスです。

 

そして、このことは、

ゲシュタルト療法のワークにおいても、

起こってくるというわけです。 



※気づきや統合、変性意識状態(ASC)への

より総合的な方法論については、拙著↓
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※この通過儀礼と、人格的変容の全体像については、

拙著をご覧ください。↓

『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

 

 


【PART1 Basic】ゲシュタルト療法
ゲシュタルト療法【基礎編】
ゲシュタルト療法【実践・技法編】
ゲシュタルト療法【応用編】
「セッション(ワーク)の実際」

【PART2 Standard】
気づきと変性意識の技法 基礎編
変性意識状態(ASC)とは
「英雄の旅」とは
体験的心理療法
NLP 普及・効果・課題
禅と日本的霊性
野生と自然

【PART3 Advanced】
気づきと変性意識の技法 上級編
変性意識状態(ASC)の活用
願望と創造性の技法
その他のエッセイ

【PART4 当スペース関係】
フリー・ゲシュタルトについて
セッションで得られる効果
なぜ、ゲシュタルトなのか
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夢のワーク ゲシュタルト療法の場合

さて、「夢」は、

無意識にいたる王道とも言われ、

心理療法の各派が

重視しているものです。

 

ゲシュタルト療法においても、

独自の理論や、

ワークの技法を持っています。

 

実際のところ、

ゲシュタルト療法の、

夢のワークは、大変ユニークなもので、

新鮮な気づきを得ることが、

できるものとなっています。

 

ここでは、

その方法論や手順について、

記していきましょう。

 

 

①理論

 

ゲシュタルト療法では、

夢に登場してくる人物や、

事物(風景の含めて)とは、

クライアントの方の「断片化された自我」

であると考えます。

 

クライアントの方の心の全体が、

夢として、

現れていると考えるわけです。

そのため、

通常のワークと同じく、

クライアントの方が、

それぞれの自我の状態をよく体感し

気づきを得て、

自我同士の交流や統合を図っていくことが、

ワークの目的となります。

 

 

②手順1 現在形で話してもらう

 

まずは、

クライアントの方トに、

夢の話をしてもらいます

 

この時、ポイントがあります。

夢の話を、

「現在形で」話してもらうのです。

 

通常、人は、夢の話をする時に、

「~であった。~でした。」と、

過去形で話します。

 

しかし、このワークでは、

それを、夢を見ている当事者になって、

「今~しています」

「今、~が~しています」

と現在形で、話してもらうのです。

 

夢とは、

常に生きつづけている無意識の表現です。

このような話し方に変えることにより、

クライアントの方は、

ダイレクトに感じることができます。

 

また、過去形の回想形式では、

要約されてしまうことによって、

見過ごされてしまう、

小さな場面や細部、

または情動の反応に、

細かく気づくことができるからです。

(クライアントの方の、

反応が顕著な場合は、

そこからすぐに通常のワークに、

うつります)

 

 

③手順2 実演化する(登場人物になる)

 

夢を話してもらった後に、

クライアントの方に、

 

気になる場面を、

ピックアップしてもらいます。

その「場面」を、ワークの素材としていきます。

 

その場面の中で、

クライアントの方が「気になる」、

色々な登場人物や事物を、

エンプティ・チェアに置いていきます。

 

そして、エンプティ・チェアのワークと同様に、

その役に、なってもらい、

その夢人物の背後に、

とのような欲求や自我がひそんでいるか、

探っていきます。

 

エンプティ・チェアのワークと同様に、

出てくるプロセスにしたがって、

ワークを展開していきます。

 

ところで、

通常、夢の中で現れる自分=主体は、

普段の日常的現実の中で、

自分が同一化しがちな自分です。

 

一方、自分以外の他者・事物は、

大概、自分が排除し、切り離してdisownいたり

周縁化marginalizeしている、

自我が多いものです。

 

しかし、実際に、

それらの自我状態になってみると(同一化してみると)、

それは、大概、秘めた智慧を持っており、

現在の人生に対する、

さまざまな(実存的な)ヒントを与えてくれることが、

多いのです。

 

さて、以上が、

ゲシュタルト療法における

夢のワークの進め方のあらましとなります。

 

夢のワークは、

実際に体験してみると、

私たちの心の中の、

深い智慧や可能性を知る、

新鮮な機会となります。

 

また、

私たちの内的世界への信頼を深め、

内なる創造力に接触する機会にも、

なるのです。

 


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「英雄の旅」とは

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野生と自然

 

【PART3 Advanced】

気づきと変性意識の技法 応用編

変性意識状態(ASC)の活用

創造性開発 creativity development の技法

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ビジョン・クエスト…

グラハム 

 

 彼はいいやつで―そして、ヘロイン中毒だった。ビジョン・クエストのことをはじめて聞いたのは、元中毒者(ジャンキー)たちの治療コミュニティにいた頃である。最初から、彼は自分の力試しとして、大自然の力とともに、ひとりで過ごすことに、誰よりも熱意を示していた。カウンセラーたちも皆、それが彼にとって、有益だろうと口をそろえた。

 社交上は、彼はスターだった。活力に満ちた魅力的な男性で、気取らず、知性をもって話した。しかし、ひとたび、治療コニュニティの支援組織や友人たちと別れ、一人サン・ラファエロの街頭へ、昔のヤク仲間たちがひと嗅ぎやろうぜと待ち伏せ、彼も自分たちと同類なんだということをなんとか証明しようと手ぐすねひいているところに戻ったとき、彼がどうするか、誰にも分からなかった。

  だから、彼は、治療コミュニティの友達連中を伴って、ネバダ州トイヤベ山脈のリーズ川源流へと赴いた。カウンセラーのアルと看護婦のアンジェラ(必要に応 じてメタドンを投与するため)も同行した。そこにいる間、彼は蛇がぬくもった岩にすり寄っていくように、山々になついた。アッパー・ソーミル・クリークの 土手で拾ってきたミミズを持って、レインボウズ川とイースタン川で、自分の限界に挑戦した。柳の木のうろで寝た。小谷を登っては、矢じりを握って帰って来 た。馬のように食べ、子羊のよう眠った。「これこそ、ぼくにぴったりの生活だ」と、彼は宣言し、カウボーイになるんだと話していた。彼が、治療コミュニティにおけるスターだとしたら、高地の荒れ野では、一輪の花だった。

  ビジョン・クエストから戻ってきたとき、彼はひとまわり大きくなっていた。自己を試し、自己を分析するいい時間を過ごしたのだった。晩夏の陽光は力強く、 純粋だ。彼の肉体の不純物を焼き尽くした。断食は、内側から、彼を浄めた。彼は、川の近くに生えていた茂みから、野生のローズヒップを摘み、濃く甘やかな ハーブティをいれた。その眼は澄んで、動物のそれのように機敏だったし、体は引き締まり、こんがりと焼けていた。とにかく、とんでもなくいい状態のよう だった。

 その夜、分かち合いとおびただしいみやげ話のあと、彼はもう戻らないつもりだ、とみんなに告げた。都会にはもうなんの興味もない。ここにとどまって、場合によっては谷間の牧場かどこかで雇われてもいい。

  それから私たちは、帰ることについてじっくり語り合った。たき火は、芳しいジュニパーの香りを吸い込み、星々は忘却を誘う砂原の上をゆっくりと踊りながら 横切っていく。帰ってモンスターに直面することへの恐怖こそ、本当のモンスターなのだ、というのが私たちの結論だった。

 翌朝、私たちは出発した。この時は、悲しかった。峡谷の斜面を登っていくとき、川は、緑色の蛇が柳の皮を脱いでいるかのようにキラキラときらめいていた。「ここで学んだことは決して忘れない」とグラハムは誓った。

  一ヵ月後、彼は治療コミュニティを卒業して、サン・ラファエロに戻り、パタルマで養鶏場の清掃の仕事について暮らし始めた。仕事場へはバスで通勤し、毎晩 ぐったりと疲れて帰宅した。彼にヘロインの手ほどきをした昔のガールフレンドと、よりを戻した。でも、ヤクはやっていないよ、と私たちには話していた。

  私は二度ほど、彼の住まいに立ち寄った。窓がなく、部屋の片隅にテレビがあるだけの気が滅入るようなアパートだった。もう一方の隅には神殿ができていた― 祭壇の絵の前に鹿の頭蓋骨―、一対の枝角、黒曜石の細片とビジョン・クエストの写真や記念の品を飾ったものである。彼はポイント・レヤやヨセミテへ行こう かと思う、とあいまいに話していたが、自分をすり減らしていくような今の生活に対する自己嫌悪にどっぷり漬かり、無力感にとらわれた様子だった。煙草をふ かし続けていた。

 二ヶ月ほどして、彼のことが新聞に載った。ガールフレンドと一緒に、盗品と「量不明のヘロイン」所持で捕まったのだ。そして、刑務所に舞い戻った。スタート地点に戻ったわけだ。

 長い間、彼の消息は知れなかった。そして三年後、私たちは高速道路ですれ違った。彼は、古いけれどまともな小型トラックの荷台に道具箱をのせて走っていた。「やあ」とやや興奮した感じで声をかけてきた。「やあ!」と私も叫び返した。「どうしてる?」

 彼は窓から頭を突き出し、満面に笑みを浮かべてどなった。「足洗ったよ!


 S・フォスター&M・リトル『ビジョン・クエスト』(高橋裕子訳)





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人生の迷い道…

道で迷う体験は、もっとも中身の濃い、豊かな体験です。

なぜなら、自分にとって未知であった、

未開発の自分の能力を発見・開発するチャンスだからです。

ちなみに、最終的に大きな充実した人生に到達した人々は、

例外なく、人生の迷い道の体験を持っています。

それなしで大成した人はいません。

神田橋條治

 

内側へ注意を向け変える練習を続けてゆくと、

ある時点で「気持ちがいい」という感じが変化することがあります。

苦しみや悲しみを包み込んだ「気持ちがいい」に変わるというか

進化(深化)した感じです。

その気分は「気持ちがいい」という言葉よりも、

「充実」とか「定まる」とか「自己肯定」とかの言葉がなじみます。

その気分はまた、芯のところに興奮があり、

それを、厚みのある静けさが包み込んでいる

という感じでもあります。

神田橋條治

 



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たまきはる…

 

たまきはる曠野のいのち夏草をおほひて遠く果てきいくさは

村上一郎

 

 

たまきはるいのち生きむと思ふ日のわが道はかたくただかたくあれ

村上一郎

 




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覚醒とは…

覚醒とは、太陽にもっとも近い傷口である

ルネ・シャール




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自己啓発セミナーとは


さて、体験的心理療法の説明をすると、人によっては、昔流行し、社会問題にもなった「自己啓発セミナー」を連想したりします。
ここでは、その関連について少しご説明してみたいと思います。

◆「自己啓発セミナー」の系列

日本で広まり、現在も、多くの系列が残っているもの(大部分)は、「ライフダイナミック社」のものです。これは、おそらく、その名のとおり、アメリカにあった「マインドダイナミックス」と「ライフスプリング」とを合わせたものでしょう。また、自己啓発セミナーを語る言葉の中に、ベトナム帰還兵用プログラム云々というものがありますが、実際のプログラムを見ても、戦争後遺症をケアできる内容などないので、おそらく作為的な作り話か、都市伝説の類いといったでしょう。また同じく、プログラムのデザインにゲシュタルト療法家が関わったという記述もありますが、ゲシュタルト療法家といっても、昨今のNLPer(NLP実践家)のように、当時はゲシュタルト療法家も雨後の筍のようにいたでしょうから、実質的にはあまり意味のない肩書きでしょう。

◆洗脳的プログラムとは ―「複数の自我状態」について

さて、自己啓発セミナーに関係して、よく「洗脳」という言葉が使われます。
(上記、ライフダイナミック社のセミナーについてのルポも『洗脳体験』という書名でした)

この洗脳については、一般的なイメージ(理解)に少しズレがあるので補足しておきたいと思います。

一般に「洗脳」というと、何もないところ(人)に、任意の(勝手な)情報を流し込んで、その人(洗脳される人/被洗脳者)をこちら(洗脳者)の意のままにプログラミングしてしまうというイメージがあります。
しかしながら、それは実態とは違います。

「洗脳的な状態」が生じるという場合、そこには洗脳される人の中に必ず「元ネタ」が必要となります。
事前に、その人(洗脳される人)の内部に、潜在的に「洗脳内容に呼応する因子(欲求、自我)」が微少であれ、あらかじめ存在していることが必要なのです。
無からの、洗脳ということは起こらないのです。
(→「複数の自我状態について」)

そして、その人(洗脳される人)のその欲求(自我)部分が、ある洗脳的な状況下で、洗脳プログラムの力を借りて急激に覚醒して、他の欲求(自我)を圧倒することにより、洗脳的な状態が現れてくるのです。

実際のところは、その欲求(自我)部分は、(洗脳にまつわる)そういったニーズを元々どこかで潜在的に持っていたのです。

私たちの中には、さまざまな欲求(自我)の潜伏とニーズがあるものです。
それ自体は、なんら問題ではありません。
分裂と気づきの欠如が問題的なのであり、そういった面が、洗脳的な他者につけ込まれるスキを与えてしまうのです。
私たちが、一定程度の統合状態を実現していたり、自己のさまざまな欲求(感情)に気づき awareness を持っていれば、被洗脳的な状態に入ること(洗脳されること)はありません。

洗脳者側は、洗脳される人々の「潜在的な欲求」を、類型的・直感的に知っており、その欲求が自分たちのプログラムに呼応し、誘導・強化されるように操作を行なっていくわけです。
また、コミットメントを深めるように、ストーリー化を行なうのです。

ところで、この洗脳に呼応する欲求(自我)は、その人(洗脳される人)の人格の全体性の中では、「部分的」なものです。
そのため、通常は、ある程度時間が経つと、心の全体性の中で、その突出した欲求(自我)部分は弱体化して、霧散していきます。洗脳は解けます。心の全体は、基本的には調整機能があるからです。
普通は、洗脳された人の人格の中で、洗脳状態は、心の全体性の中では「不自然」であるがゆえに、自然のプロセスの中で解消されていくのです。

そのため、洗脳を維持するには、ある種の「不自然な強化」が必要となります。
そのための仕掛けを、洗脳者(自己啓発セミナーの主催者)は理解しているわけです。

「勧誘活動」などはその動機付け(その自我の維持)の方法です。
多くのカルトが、この方法論を採用しています。

他者への勧誘活動とその達成感によって、その欲求(自我)部分が維持され、生き残るように主催者(洗脳者)は動機付けを行なっていきます。
そのため、その欲求(自我)部分は、自己が生き残るために、必死に他者への勧誘活動を行なうわけです。
勧誘が成功すれば、その分だけ、その欲求(自我)は生きながらえられるので、強迫的に次の勧誘に挑みます。
こうして、勧誘と動機付けのサイクルが形成されていくわけです。

◆自己啓発セミナーと体験的心理療法との違い

さて、それでは、自己啓発セミナーと、ゲシュタルト療法のような体験的心理療法の違いはどこにあるのでしょうか?

その根本的な違いは、自発性と全体的(ホリスティック)な性格の要素です。
自己啓発セミナーでは、体験的心理療法にあるような、のびやかな真の自発性や全体的(ホリスティック)な性格に到達することはできません。
本来的な意味での人格変容を起すことはできないのです。

洗脳的なセミナーの特異な効果は、参加者(洗脳される人)のセミナーに呼応する欲求(自我)が、つまりは人格の一部分(一部の自我状態)が、プログラムの力を借りて、普段のその他の自分(欲求・自我)を圧倒してしまうことにあります。
その力で、それまでにないエネルギーを生み出すのです。

しかし、借り物の枠組みによる、部分的自我の解放には、つねに操作的・恣意的な要素が残るため、その解放もニセの解放でしかないのです。
人格の全体性の中では、自発的な発露として生じた変容ではないため、その一部の自我状態は「特異に肥大化した違和感」をずっと持ち続けます。
とても、「不自然」なものなのです。
そのため、それらの解放というものは、中途半端な「部分的」「表層的な」解放にとどまざるを得ないのです。
深部から湧出した自発的で全体的(ホリスティック)な人格解放ではないのです。

それが、自己啓発セミナーが「なぜ、本当には深まらないのか」の理由です。
「変化は起こすものではなく、起こるものだ」とは、フリッツ・パールズの言葉です。
そのため、自己啓発セミナーでは、真に深いレベルでの人格的変容や、全人格的変容は起こらないのです。

しかしながら、体験的心理療法を行なう者は、自己啓発セミナーの仕組みや、それが何故相変わらず、人を惹きつけているのかを、よく理解する必要があります。
そこには、この現代社会が欠落させているシステムや、その結果として人々への(本能的な)洞察と、そこへつけ込む周到な方法論が用意されているからです。

 

【ブックガイド】
ゲシュタルト療法については基礎から実践までをまとめた解説、拙著
『ゲシュタルト療法 自由と創造のための変容技法』
をご覧ください。

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拙著
『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

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NLP 神経言語プログラミングとは 天才のモデリング技法  ―普及・効果・課題

NLP(神経言語プログラミング
Neuro-Linguistic Programming)は、
リチャード・バンドラー博士と、
ジョン・グリンダー博士によって、
創始された能力開発技法です。

彼らが、天才的な人々、
ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、
催眠療法家のミルトン・エリクソン、
家族療法家のバージニア・サティアらの、
治療技法をモデリングし、
そのエッセンスを、方法論化したものです。

NLPについては、

日本に導入されてから、

20年近くが経ち、

スクールも書籍も、

非常に多くなっており、

だいぶ、認知もひろがってきましたので、

ここでは、当スペースの視点から、

見ていきたいと思います。

 

というのも、

導入初期にあった不足(欠陥)が、

修正されずに、

そのまま広まってしまったため、

現在では、

NLP(神経言語プログラミング)も、

多くの輸入品(メソッド)にありがちな浅知恵のまま、

退潮?しようとするかにも、

見えるからです。

それは、大変、

もったいないことでもあるのです。

 

特に、NLPを、

その発生の源までさかのぼって、

(創造的時代の沸騰を背景とした)

オリジナルNLPの、

その特徴を理解した上で、

限界と可能性、適用範囲、

その有効な使い方を、

理解していくことは、

とても重要だと思われるのです。

 

そのことで、

「あまり効かない」と言われている、

NLPの内実(意味合い)や、

「効かす方法」を、

より理解できるようになると、

思われるからです。

 

そして、

その点を理解することで、

NLPは、ずっと豊かな使い方や、

効果を得ることが、

できるからです。

 

◆創始者の役割分担について

 

さて、NLP(神経言語プログラミング)は、

バンドラー博士と、グリンダー博士の、

二人のカップリングによって、
創られましたが、
筆者は、ここに、役割分担を見ています。

 

実は、ここに、すでに、

NLP(神経言語プログラミング)の、

本質的な要素(秘密)が、

出揃っているのです。

 

このことを理解することで、

NLPの本質的な要素を、

理解することができるのです。


さて、
諸々の情報を総合すると、
(筆者の直観ですが)
リチャード・バンドラー博士とは、
「モノマネの天才」なのではないかと、
思われます。
(彼には、モノマネ者に特有の、
うら寂しさと道化性、矯激性があります)

 

そして、

バンドラー博士が、
パールズや、エリクソンと接する中で、

彼らから、身体的に、
シャーマニックに、
「写しとったもの」を、
グリンダー博士が、

記述に起こしていく。

(いわゆる「モデリング」です)

 

このようなことから、

NLPのアイディアは、

はじまったのではないかと、

思われるのです。

 

そして、今度は、

役割交代をしてみて、

グリンダー博士が、

実際に、それらを実践してみて、
効果が出るかを検証してみる。


そのようなことを繰り返す中で、
初期のNLPができたのではないかと、
筆者は、推測しているのです。

いわば、

「霊媒と審神者(サニワ)」の、
カップリングです。

各人の優れた才覚が、

そこに活かされていたわけです。

 

そのため、
二人が、決裂したことで、
NLPの方法論的な基盤づくりの、
創造的な側面は終焉したのです。
(その後は、枝葉末節の、
応用展開です)


◆NLP(神経言語プログラミング)の特性について

さて、世の中には、
Liteと名前のついたソフト商品があります。

 

「○○Lite」、つまり、「簡易版」です。
もともとある商品の、機能を色々と落として、
初心者にも、簡易に使用できるようにした商品です。

NLP(神経言語プログラミング)とは、ある意味、
このLite商品といえるものです。


ゲシュタルト療法Liteだったり、
催眠療法Liteだったり、しているわけです。
初心者にも、大変使いやすいのです。
しかし、機能を落としている分だけ、
残念ながら、効き目も弱いのです。

 

NLPは、ゲシュタルト療法や、
フルスペックの体験的心理療法のような、
強度な変性意識状態(ASC)や、
深い自発的な感情の導出、
深層レベルの、

心理プログラミングの書き換えは、
引き起こせません。

 

比較的軽度な知覚レベルの調整、
時間が経つと、じきに消えてしまうような、
軽度のプログラミング修正が、

多くの作用です。

(その理由は→効果的に作用するNLPのフレームとは)

しかし、実は、

逆に、そこが、
NLPのいいところ(利点、安全性)でも
あるのです。

体験的心理療法や、

強度な変性意識状態(ASC)

何らかの知覚的変容などを、
まったく経験したこともない、
一般の人々にとっては、
抵抗や障壁が低く、
かつ、安全な範囲内で、
「小さな知覚変化」
「内的変化」を、
経験することができるものだからです。

 

この手の情報が、恐ろしく少なく、

かつ、多くが、ニセモノでしかない、

現代の日本の中では、
それらは、おそらく、
人生ではじめての経験となるでしょう。
しかし、そのことで、
自分自身に、

そのような変化が、

起きる可能性があることに、

気づいていくことができるからです。

(NLPよりも、

もっと大きく変わる方法論への予感も、

生まれてくるわけです)


それは、
人生を変えるヒントや、

きっかけになるものです。

 

映画『マトリックス』に出てくる、

モーフィアスの、

赤いピルではないですが、

自分や人生を変える方法論が、

この世にあることを、

予感することができるからです。

 

もっと探求を進めたい人にとっては、

意識拡張のための、
各種さまざまな方法論が、
存在しているので、
そちらの探求を進めていけば、

よいことになるからです。


◆セッションでの使用方法

NLPには、
興味深い技法や知見が、
多々あります。
また、説明モデルや、
理論的言語に長けています。

その点は、彼らの師匠でもあった、
グレゴリー・ベイトソンまで戻ると、
彼らの当初の意図も見えやすくなります。
 

実は、NLPは、

NLPだけの「コンテクスト」の中で使っても、

なかかな活きてこないものなのです。

もう一つ高い学習階層で、

オーソドックスな心理療法を含めた、

もう一つ広い文脈の中で、

使う必要があるのです。

 

つまり、

世の中の多くのNLPが、
効果のないものになってしまっているのは、
この点についての、
経験や理解が、

欠けてしまっているためなのです。

 

そのため、
NLPを技法として、

セッションなどで、使用する場合は、
すべてが、

使用する側の問題に、
帰着していきます。

NLPの技法を、
いっぱいいっぱいで、
教科書どおりに、使っているレベルでは、
効果の面でも、
なかなか厳しいものがあるのです。

NLPのさまざまな手法の、

生まれて来た背景や、

大元の原理や仕組みを理解し、
セッションの場面場面で、
構成的に、

応用的にアレンジして使えてはじめて、
NLPの道具としての有効さも、

活きてくるのです。

 

彼らのいう

「天才のモデリング」の深い意味も、

分かって来るのです。

ひいては、

ご自身の「天才性」を、

引き出す観点も、

生まれて来ることになるのです。

 

ここでは、

そのような視点から、
NLPのいくつかの方法論を取り上げ、
その内容を検討してみたいと思います。

 

そのことで、

NLPの可能性もまた、

開いていくものであるからです。

 

 

日本のNLPは、なぜ退屈なのか
効果的に作用するNLPのフレームとは
NLPニューロ・ロジカル・レベル(神経論理レベル)の効果的な利用法
知覚と感情が編成する、この世界 サブモダリティとエンプティ・チェア
NLP・ゲシュタルト・夢見
才能における相補性 NLPとビートルズ
サブモダリティの拡張 NLPとビートルズその2



※気づきや変性意識状態(ASC)についての、

より総合的な方法論は、拙著↓

入門ガイド

『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

および、

『砂絵Ⅰ 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

をご覧下さい。

 

 

 

↓動画「変性意識状態(ASC)とは」

 

↓動画「変性意識 映画『マトリックス』のメタファー 残像としての世界

 

↓動画「ゲシュタルト療法と、生きる力の増大」

 

↓変性意識状態への入り方はコチラ

 動画「気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス」

 

↓より多様で、深遠な変性意識状態については、コチラ

 動画「ゲシュタルト療法 変性意識状態 エクスタシィ(意識拡張)」

心身一元論的・ボディワーク的アプローチ

①ボディワーク・セラピーの地平

 

ゲシュタルト療法の創始者、

フリッツ・パールズの教育分析を行なった、

ヴィルヘルム・ライヒWilhelm Reichは、

初期の精神分析運動を加速した重要人物です。

(パールズに、ライヒを薦めたのは、

カレン・ホーナイだったと言われています。

「あなたは複雑なタイプなので、

ライヒじゃないと理解できないかもしれない」と)

 

ライヒは、活動の初期から、

物議をかもす、

さまざまな先進的な知見を持っており、

その後も、キワモノ的な扱いや、

一部では、カルト・ヒーロー的な扱いもありますが、

現在においても、その考えのすべてが、

きちんとフォローされているわけではありません。

 

 

まず、ライヒは、

精神疾患において、

目立ったトピックとしての「症状」ではなく、

一見、見過ごされがちな、

「性格」という、

恒常的な運用システムについて、

早くから注目しました。

そこに、病理が、温存される「戦略」(性格戦略)を、

見抜いたのです。

 

近年、「人格障害」が、

精神疾患をはじめ、

社会のさまざまな場面で、

注目を集めるようになりましたが、

(そういう難治の事例が、増えているからですが)

この「人格(性格)」というものの運用を核とした、

システムへの洞察や、働きかけにおいても、

ライヒは、先見の明を持っていました。

「性格の鎧」とは、

彼が有名にした言葉です。

 

さらに、重要なのは、

この「性格の鎧」が、

平行して、

私たちの肉体の中に、

「筋肉の鎧」として、

存在していることに注目したことです。

 

生気のない目。

浅い呼吸。

悪い皮膚の色。

貧弱な手足。

こわばった身体の動作。

等々…

それらが、

防衛的な生活史によって、

つくりあげられた、

(「性格の鎧」とパラレルな)

「筋肉の鎧」だと、

気づいたのです。

 

そして、その肉体のブロック()、

緊張や硬化に、直接働きかけることが、

深い情動の解放を促し、

心理的な面からの解放と、

相乗効果を生み、

より一層、速く深い治癒効果となることを、

発見したのでした。

 

ここから、

ボディワーク・セラピーの、

大きな潮流が育っていくことになったのです。

 

ライヒの直弟子であった、

アレクサンダー・ローエンの、

「バイオエナジェティックス」では、

ライヒが発見した、

身体の特有のブロック箇所に、

直接働きかけるワーク/エクササイズと、

心理的な分析とを組み合わせた、

体系的なシステムを、洗練させました。

 

別章では、

呼吸と感情との関係について触れました。

人は、通常、呼吸を止めることによって、

感情の流れを止めます。

その結果、

筋肉は段々と「硬化」し、ブロックと化します。

そして、

感情の流れは、細くなり、

流れにくくなります。

生命力が、枯渇し、

精神に障害が現れます。

 

身体の特有のブロック箇所は、

背骨にそって流れるエネルギーを、

遮断するように、

背骨に対して、「垂直に」「切る」ように、

できてきます。

目、喉、胸部、骨盤等々にです。

そこに、直接的に働きかけていくのです。

 

 

②ゲシュタルト療法における心身一元論的開放

 

さて、ゲシュタルト療法の、

心身一元的論的なアプローチでは、

身体チャンネルを通して、

クライアントの意識しない多様な自我が、

現れてくることを見ました。

 

そして、

ボディ・シグナルを糸口に、

その多様な自我と、

コンタクトすること(技法)についてを見ました。

 

さて、そして、

ゲシュタルト療法においては、

その糸口から、

多様な欲求や自我状態の、

深く十全な表現、

深い十全な感情表現というものを、

探っていきます。

 

意図せずに、

身体チャンネルに現れる自我とは、

葛藤や未完了のゲシュタルトとして、

抑圧されてがちな、

欲求(自我)だからです。

そのため、

その自我に、

十分な表現と存在の場を与えてあげることが、

必要となります。

 

そして、

その感情表現の際には、

心身一元的な視点が、

特に重要になります。

 

というのも、

ライヒらが、

筋肉の鎧をもつ、防衛的な身体には、

十分な感情体験がないことに気づいたように、

十分な感情体験とは、

十分な身体的運動(表現)が、

ともなうものだからです。

 

そのため、

クライアントの方の感情表現の際に、

身体表現にも注目します。

そこに、十全でしなやか、

自己一致した表現があるのか、

確認します。
 

また、実際、

ゲシュタルト療法においては、

クライアントとして、

そのような、心身一元的な、

全身的な、表現活動を繰り返していると、

表現と感情の流れによって、

段々と、身体の緊張や硬化が解除されてきます。

 

身体エネルギーが流動化し、

身体が変わっていくのが、

実感されます。

使えるエネルギーが増大して、

見た目にもエネルギッシュになります。

 

このように、

ゲシュタルト療法は、

心身一元論的なアプローチであり、

ワークの進展に従い、

心理的にも、

肉体的にも、

全身のしなやかな解放が進んでいくのです。

統合の進化が、

物理的にも、分かりやすい所以です。

 

※気づきや統合、変性意識状態(ASC)への

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